話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index F1/2008race >> space
space space
space
space
space
space
November 3, 2008 space
   space
space

F1 ブラジルGP 波乱のレース マッサ優勝 ハミルトン最年少ワールドチャンピオン獲得!

space

2008年F1世界選手権はいよいよ最終戦、ブラジルGPの決勝レースを迎えた。レース直前の天候は曇りだったが、フォーメーションラップスタートの3分前に急に雷を伴う激しい雨が降り始めた。レースは10分遅れて開始されることとなった。
 

114556a.jpg

space

 

114995.jpg

 
FIAの表示による現在の気温は30℃、路面温度は32℃、湿度は49%、雨となっている。風速5m程度の強い風も吹いている。

雨は一瞬だけですぐに止み、空は明るくなっているが、激しい雨だったため路面はすっかりウェットになった。FIAからも「天候変化」のアナウンスがあり、グリッド上のクルマに対するタイヤ交換を含むある程度のセッティング変更が許される。
 

sunpic2.jpg

 
今の雨で気温が28℃、路面温度が27℃にまで下がっている。

セーフティーカーがフォーメーションラップ前にコースを1周し、路面を確認するが、場所によっては水煙が上がるものの、ドライの部分もかなり多い。ターン3から4にかけてのストレートはドライ、他の部分はウェットという状況。

いよいよ各車のタイヤウォーマーが外された。全車スタンダードウェットを履いている。

10分遅れでフォーメーションラップがスタート。テストなしのウェットセッティングでレースをスタートすることとなった。

フォーメーションラップを終えたところでクビサがピットイン。ドライタイヤに変更してピットスタートに賭ける。
 

2008_10_31109616.jpg

 
シグナルがブラックアウトしてレーススタート。上位陣はスムーズなスタートで、グリッドと同じ並び順で1コーナーへ。後方では中嶋と今回が現役最終レースとなるクルサードが接触。

イエローフラッグ。クルサードはここでクルマを降り、彼の最終レースは1周目の2コーナーで終わった。

ピケも止まっている模様。

1周目を終えたところの順位は、1位マッサ、2位トゥルーリ、3位ライコネン、4位ハミルトン、5位ヴェッテル、6位アロンソ、7位コヴァライネン、8位ボーデ、9位グロック、10位ウェーバー、11位バリチェロ、12位ハイドフェルド、13位ロズベルグ、14位バトン、15位スーティル、16位フィジケラ、17位中嶋、18位クビサとなっている。ピケとクルサードはリタイア。

1周目のアクシデントは、ピケがクルサードに接触してはじき飛ばし、スピンしたクルサードが中嶋にぶつかった、という連鎖があったことが判明。中嶋は走り続けている。ピケも初の地元レースだっただけに残念だ。

1周目の事故でセーフティーカーが出ていたが、4周目を終えたところで戻る模様。

5周目 レース再スタート。トップ3人は順位通りに1、2コーナーを通過したが、アロンソとコヴァライネンが激しい順位争い。一瞬コヴァライネンが前に出たが、3コーナーを抜けたところでアロンソが6位、コヴァライネンが7位で通過している。

6周目 ハイドフェルドがバリチェロをかわして11位に浮上。

7周目 これからは路面の乾き具合をどこで見極めるかが鍵となるが、まだ水しぶきがオンボードにあたる場所がある。

8周目 ロズベルグ、バトンがピットイン。ロズベルグがドライのハードタイヤに交換し、フロントウィングを下げてコースへと戻る。

9周目 ボーデ、グロック、スーティル、中嶋がピットイン。

10周目 ヴェッテル、アロンソ、ウェーバー、バリチェロがピットイン。徐々に上位の方のクルマもタイヤ交換を始めた。

10周目 先ほどタイヤをドライに変えたロズベルグのラップタイムは1分22秒809、トップのマッサはウェットタイヤで1分20秒765。

11周目 マッサ、コヴァライネン、ハイドフェルド、クビサがピットイン。これで、1位のトゥルーリ、2位ライコネン、3位ハミルトンの3人だけがウェットタイヤ。

12周目 上位の3人もここでピットイン。ライコネン、トゥルーリ、ハミルトンの順でコースへと戻る。マッサが同時に1コーナーを回るが、少しクルマを滑らせるも、トップを維持。

13周目 トゥルーリがクルマを滑らせて後続の2台程に抜かれる。

タイヤ交換が一段落して、現在の順位は1位マッサ、2位ヴェッテル、3位アロンソ、4位ライコネン、5位フィジケラ、6位ハミルトン、7位グロック、8位ボーデ、9位トゥルーリ、10位ハイドフェルド、11位ウェーバー、12位コヴァライネン、13位バリチェロ、14位バトン、15位ロズベルグ、16位スーティル、17位クビサ、18位中嶋となっている。

14周目 マッサが1分16秒888のファステストラップ。ドライタイヤでも徐々にラップタイムが上ってきている。

15周目 フォースインディアのフィジケラはやはりペースが上らず、上位陣では1人だけ1分18秒台。その後ろに押さえ込まれているハミルトンは、早めにこれを片付けなければならない。

18周目 ハミルトンがホームストレートでフィジケラに仕掛け、ターン1で抜いて5位に浮上。フィジケラはソフトタイヤを履いている。

20周目 グロックがフィジケラを抜いて6位。トップのマッサと2位のヴェッテルは0.8秒差だが、3位アロンソと4位ライコネンとの差は約9秒。ライコネンの後ろはハミルトンなので、ここが重要な鍵となるか。

マッサが優勝しても、ハミルトンがこのまま5位をキープすればハミルトンがチャンピオンとなる。つまり、ハミルトンは危険を冒してライコネンを抜く必要はなく、このままバトルをせずにレースを進める可能性も高い。

26周目 マッサが1分14秒161でファステスト。ヴェッテルと交互にファステストラップを出し合っている。

27周目 7位フィジケラの後ろに、トゥルーリ、コヴァライネン、ハイドフェルドと列ができている。また、11位ウェーバーの後ろもバリチェロ、ボーデ、バトン、ロズベルグが連なっている。

27周目を終えたところで2位を走行していたヴェッテルがピットイン。給油をしてハードタイヤでコースへと復帰。

28周目 コヴァライネンがホームストレートでフィジケラを抜いて7位に浮上。ヴェッテルは6位でレースに復帰。これでハミルトンは4位に浮上している。

31周目 ハミルトンのオンボードのリプレイ。タイヤスモークをあげて左フロントタイヤにフラットスポットを作っている模様。

31周目 ハミルトンが1分14秒159のファステスト。

32周目 グロックがファステストラップ。1分14秒057。

34周目 マッサが1分13秒755のファステスト。マッサは、ハミルトンが順位を落とす可能性を考えて、とにかくこのレースで優勝を目指さなければならない。

36周目 マッサが1分13秒736でファステストを更新。5番手のグロックがピットイン。グロックは最後まで走れるだけの燃料を積んでコースへ出て行った。

38周目を終えたところでトップのマッサがピットイン。9.4秒のストップでコースへ復帰する。

39周目 10位フィジケラがピットイン。後続を押さえ込む形で走っていたので、後ろを走っていたクルマはこれでよやく自由なペースで走れる。マッサは4位でレースに戻っている。

40周目を終えたところでアロンソとハミルトンがピットイン。アロンソ、ハミルトンともに最後まで走れる燃料を積んでレースに戻る。

42周目 現在の暫定順位は1位ライコネン、2位マッサ、3位ヴェッテル、4位アロンソ、5位コヴァライネン、6位ハミルトン、7位トゥルーリ、8位ハイドフェルド、9位ウェーバー、10位グロックというトップ10となっている。ライコネンとヴェッテル、コヴァライネンはもう1回ピットストップがある。

43周目 コヴァライネンがピットイン。ハイドフェルドもピットストップを行っている。

43周目 トップ走行中のライコネンがピットイン。ライコネンは4番手でコースに復帰し、これで1位マッサ、2位ヴェッテル、3位アロンソ、4位ライコネン、5位ハミルトンという並びになった。

49周目 6番手のウェーバーがピットイン。

50周目 現在の順位は1位マッサ、2位ヴェッテル、3位アロンソ、4位ライコネン、5位ハミルトン、6位コヴァライネン、7位グロック、8位トゥルーリ、9位ウェーバー、10位ハイドフェルド、11位バトン、12位バリチェロ、13位ロズベルグ、14位ボーデ、15位中嶋、16位クビサ、17位フィジケラ、18位スーティルとなっている。中嶋だけがまだ1回しかピットストップを行っていない。

51周目を終えたところでヴェッテルが3回目のピットイン。ハミルトンの後ろ、5番手でコースに復帰。

53周目 中嶋が2回目のピットストップ。

56周目 5位のヴェッテルが4位ハミルトンとの差を詰めている。このままトラブルなく走りきればチャンピオン確定となるハミルトンは、1分15秒台の慎重な走りをしている。ハミルトンはもしこのままヴェッテルに抜かれたとしても、その後ろはコヴァライネンなので6位以下に転落する心配はほとんどない。

59周目 「10分後に雨の可能性あり」というチーム無線。レースは残り13周なので、これが当たれば最後の数周で大混乱が起こる可能性がある。

60周目 トップマッサと2位アロンソの差は11.7秒、その3.1秒城にライコネン、さらに10.8秒送れてハミルトン。ハミルトンの0.9秒後ろにはヴェッテルが迫っているが、6番手のコヴァライネンがその後ろのトヨタの2台を押さえ込んでいる。

65周目 ホームストレート付近で雨が降りはじめた。中嶋がすかさずピットイン。しかし、雨はまだわずかだが、中嶋がタイヤを交換したのかどうかは不明。

66周目 フィジケラ、ハイドフェルド、バリチェロがピットイン。タイヤをウェットに交換してピットアウト。

ウェーバー、スーティル、アロンソ、ライコネン、バトンがピットイン。

ハミルトン、ヴェッテルもピットイン。マッサはどうする?

残り5周 雨のために慌ただしい展開になってきた。

残り4周 マッサがピットイン。先ほどのピットの混乱には巻き込まれることなく、5.5秒でピットアウト。

残り4周 現在の順位は1位マッサ、2位アロンソ、3位ライコネン、4位グロック、5位ハミルトン、6位ヴェッテル、7位トゥルーリ、8位コヴァライネン、9位ウェーバー、10位ハイドフェルドというトップ10となっている。トヨタの2台はタイヤ交換を行っていないため、ハミルトンの順位が1つ落ちたことになる。

ハミルトンのすぐ後ろにはヴェッテルが迫っているため、ハミルトンがここでもう1つ順位を落とすことがあれば、マッサが逆転チャンピオンになる可能性が出てきた。

残り2周 ハミルトンがコーナーではらみ、そのすきにヴェッテルがオーバーテイク! ハミルトンは6位に順位を落としている。

ハミルトンは何が何でもヴェッテルを抜かなければチャンピオンを失うこととなる。
 
ファイナルラップ ヴェッテルがハミルトンから逃げる。マッサはチャンピオンに向けてのラストラップ。

マッサがトップでチェッカーフラッグを受ける。ハミルトンはコーナーでヴェッテルに迫るが、抜くことはできない。

ここでグロックがペースダウン。ヴェッテルとハミルトンがこれを抜いてハミルトンは5位に浮上!!

ラスト10秒での逆転劇で、ハミルトンが5位チェッカーフラッグを受け、史上最年少チャンピオンが誕生した。

ハミルトンの順位を勘違いしたフェラーリのピットが一瞬歓喜に包まれたが、すぐに状況を把握している。

ハミルトンは無線でチームに感謝の言葉を述べているが、最後は泣いているような声になっている。また、マッサもマシンを降りる前に目頭を押さえるようなしぐさ。
 

Pos. ドライバー コンストラクターズ Tyres Time
1 F・マッサ フェラーリ 1:34:11.435
2 F・アロンソ ルノー + 13.298
3 K・ライコネン フェラーリ + 16.235
4 S・ヴェッテル トロロッソ + 38.011
5 L・ハミルトン マクラーレン + 38.907
6 T・グロック トヨタ + 44.368
7 H・コヴァライネン マクラーレン + 55.074
8 J・トゥルーリ トヨタ + 1:08.463
9 M・ウェーバー レッドブル + 1:19.666
10 N・ハイドフェルド BMW + 1 laps
11 R・クビサ BMW + 1 laps
12 N・ロズベルグ ウィリアムズ + 1 laps
13 J・バトン ホンダ + 1 laps
14 S・ボーデ トロロッソ + 1 laps
15 R・バリチェロ ホンダ + 1 laps
16 A・スーティル フォースインディア + 2 laps
17 中嶋 一貴 ウィリアムズ + 2 laps
18 G・フィジケラ フォースインディア + 2 laps
Did not finish
19 N・ピケ・ジュニア ルノー + 71 laps
20 D・クルサード レッドブル + 71 laps

 
 フェラーリ 1ポイント差で涙を飲んだマッサ
 
 フェラーリのフェリペ・マッサはブラジルGP決勝で優勝を飾り、キミ・ライコネンは3位に入った。この結果、フェラーリはコンストラクターズチャンピオンシップを勝ち取ることになったが、マッサはわずか1ポイント差で、ファイナルラップの最終コーナーでタイトルを逃してしまった。
 
フェリペ・マッサ(決勝1位)
 
 「エキサイティングな1日だったよ。僕たちは全てを完璧にこなし、タイトルを獲得しかけた。フィニッシュラインを越えてから、ロブ(スメドレイ)がハミルトンが5位になり彼が1ポイント差でタイトルを獲得したことを伝えたんだ。ルイスにはおめでとうと言いたいよ。ポイントを一番多く獲得した人がタイトルにふさわしいんだ。チームのみんなや、彼らがこのファンタスティックなシーズンに計り知れないサポートをしてくれたことを本当に誇りに思っている。今は僕たちが成し遂げたこと、つまりコンストラクターのタイトルを持ち帰ったことを喜ばないといけないね。チームにとっていかの重要だったかわかっているからさ。今シーズンは浮き沈みがあり、上手くいった時期やミスから多くのことを学んだ。地元の観衆の前でまた勝つことができたし、忘れられない1日になったから、堂々とインテルラゴスを離れることが出来るよ」
 
 キミ・ライコネン(決勝3位)
 
 「チームがコンストラクターズタイトルを勝ち取ることができて嬉しいけれど、1ポイント差でタイトルを逃したフェリペは残念に思うよ。でもそれがレースだから、受け入れないといけないんだ。ステファノ(ドメニカリ)については特に嬉しいよ。チーム代表になって初めての年でかなりのプレッシャーと格闘しないといけないことを知っていたから、この結果は報いになったと思うよ。僕のレースは特にエキサイティングじゃなかったね。スタートではトラックが濡れていて、特に最初の3つのコーナーがそうだったんだけど、ミスをしないようにかなり慎重になったよ。最初のドライタイヤセットはアンダーステアがひどく、リーダーのペースについていくことに苦戦したんだ。2つめのセットではかなり改善されてアロンソに接近することができた。ウェットになってからは更に接近できたけれど、フェリペにタイトルを獲得するチャンスが生まれたからリスクを避けるようにチームに言われたから、アロンソにアタックするのを諦めたんだ。僕にとってポジティブでなかったシーズンは終わったけれど、来年は挽回するためにベストを尽くすよ」

 
 ヴェッテル 「何位を走っているのか分からなかった」
 
 セバスチャン・ヴェッテルは、ブラジルGPですべきことをし、最後まできっちりレースをした。彼は残り2周のところでルイス・ハミルトンをオーバーテイクしたが、レース後に語ったところによると何位を争っていたのかは全く分かっていなかったということだ。
 
 「何位でレースをしているのか全然分からなかったんだ」とヴェッテルはレース後に語った。「僕は完全にレースに集中していて、正直、ピットボードを一度も見ていなかったんだ。コースがとても滑りやすくて、一瞬たりとも気を抜くことができなかったんだよ」
 
 「ハミルトンがクビサをオーバーテイクしたときにちょっとはらんだので、簡単に彼をオーバーテイクすることができた。でもそれがハミルトンにとってどういう意味を持っているのかは全然分かっていなかったよ。僕は自分のレース結果に完全に集中していて、4位でフィニッシュしてチームのために5ポイントを獲得することができて本当に嬉しかったんだ。これでチームはコンストラクターズチャンピオンシップで7位を確定できたからね」

 
 トヨタ グロックのファイナルラップは「どうにもならなかった」
 
 ティモ・グロックは、最終戦のブラジルGPで2008年シーズンのドライバーズチャンピオンシップのキーパーソンとなった。彼はウェットコンディションのファイナルラップをドライタイヤで走っていたため非常に苦戦し、ルイス・ハミルトンに15秒の差を縮められて最終コーナーでパスされた。これによりハミルトンは5位にポジションを上げ、タイトルを獲得した。
 
 ティモ・グロック(決勝6位)
 
 「雨がかなり激しく降ってきたレース終盤でドライタイヤを履いていたため、最後のラップは本当に不可能だったんだ。出来る限り戦ったけれどクルマをトラック上に留めておくのが本当に難しく、ラップ終盤でポジションを落としてしまった。トップ6でフィニッシュできたのは僕にとってはまあまあな結果だけど、4位にかなり近づいていたからちょっと残念だよ。トヨタとの最初のシーズンが終わったけれど、全体的には満足しているよ。序盤は楽ではなかったけれど、シーズンを通してクルマをだいぶ改善させ、自分自身も改善させることができた。ホッケンハイムからはポジティブになったよ。20ポイントという目標を達成できたし、表彰台も獲得できたからよかった。これからは更に前進するために来年に向けてもっと努力をしないといけないね」
 
 ヤルノ・トゥルーリ(決勝8位)
 
 「波乱に富んだレースだったね。いいスタートを切って最初のラップはとても上手くいき、フェリペ・マッサの後をついていったんだ。乾き始めてからはドライタイヤに交換した。残念ながら、僕よりもかなり遅いフィジケラにつかまってしまい、彼をオーバーテイクするトップスピードがなかったから、そのラップでかなりの時間を失ってしまったよ。彼をパスするとすぐにトラック上で最速の一人になり、かなり挽回することができたし、前にいる人たちとの差を詰めることができたけれど、十分ではなかった。雨が降り始めた時はドライタイヤのまま残ることを選び、ポイントを獲得することができたよ。2位からスタートしたのにチャンスを失ってしまったけれど、全体的にはいいチャンピオンシップを戦えたと思うからそれにはとても満足しているんだ。これからは来年に向けて更に大幅に進歩したい。最後に、5年間一緒に働いてきたリチャード・クレガンが素晴らしい人物であったと言いたいし、彼の新しいキャリアが上手くいくことを祈っているよ」

 
 ハミルトン 僅差でのタイトル獲得に歓喜
 
 ブラジルGPで5位に入り、わずか1ポイント差でフェリペ・マッサとのチャンピオン争いを制したルイス・ハミルトンは、最後にフィニッシュラインを通過したときには本当に優勝したのかどうか分からなかったと語った。
 
115088.jpg

 
 「最後にラインを越えたとき、タイトルが取れたかどうかは分からなかったんだ。1コーナーでチームが教えてくれて、それから大喜びしたよ」とハミルトンは語った。

ハミルトンは残り3周のところで最終コーナー手前ではらんでしまい、セバスチャン・ヴェッテルにオーバーテイクされて6位に順位を落とした。これでチャンピオンシップはまた彼の手から滑り落ちてしまったように見えた。彼はヴェッテルを抜くことができなかったが、最後のコーナーで、ドライタイヤで走っていたティモ・グロックがウェットコンディションでのグリップに苦しんでおり、ヴェッテルとハミルトンが彼を抜くことができた。これでハミルトンは5位に浮上し、タイトル獲得の条件を満たすこととなった。

「驚いたよ。呼吸をととのえる必要があった」とハミルトンは続けた。「言葉で表すことはできない。何も言えないよ。友達と家族、父がここにいて、故郷にいる人たちもチームもとてもがんばってくれて、それらすべてが報われたんだ」

「雨が降りはじめる前、僕はかなり余裕を持って走っていた。ちょっと速いペースを維持するのに苦労していたけど、ヴェッテルを抑えることもできていた。その後、彼が僕を抜いて、チームが僕に彼を抜かなければならないと言ってきた。だから最終コーナーでグロックの前に出られたのは信じられないよ。神に感謝しないと」と彼はさらに続けた。「僕がグロックを抜く直前に、チームから彼を抜かなければならないと言われた。それまでは僕はヴェッテルを抜こうと攻めていたんだ。今日は僕の人生の中でも最も大変なレースのひとつだったね」


 
 マッサ 「この勝利を誇りに思わないといけない」
 
 1ポイント差でチャンピオンシップを逃したフェリペ・マッサは、レース後のプレスカンファレンスで涙をこらえて劇的な結末を迎えたブラジルGP決勝を振り返った。
 
114691.jpg

 
 「レースは完璧だった」と、変化する天候でもスタートからフィニッシュまでレースをリードし続けたマッサは語った。「何もかも本当に上手くこなし、スタートと最後が雨となったこのような難しい天候の下で、今回のレースやチーム、今まで以上にまた100%を越えるくらいの、そして僕が予想した以上に僕をサポートしてくれたみんなを誇りに思うよ」

マッサがチェッカーフラッグを受けた時ハミルトンは6位にいたため、この時点ではマッサが逆転でタイトルを獲得するはずだった。しかし、最終コーナーでウェットの中をドライタイヤで走るティモ・グロックがペースを落としたところをハミルトンが捕えたため、ハミルトンはフィニッシュラインの数100m手前で5位に浮上し、そのままフィニッシュラインを越えて最年少でのタイトル獲得を決定づけた。
 

115145.jpg

 
「みんながここにいて、みんながチャンピオンシップの最後に全てを完璧にこなしてくれたから僕にとっては本当に感動的な1日だった。でも、ルイスがグロックをパスしたのを見た時は本当に複雑な気分だったよ」

「でも、これがレースだからね。チェッカーフラッグを受けた時にレースは終わったのだから、僕たちはこの勝利を誇りに思わないといけない。残念ながら1ポイントでタイトルを逃したけれどそれがレースだし、僕たちがやってきたことや今回のレース、チャンピオンシップを誇りに思わないといけない。勝ち方がわかったし、負け方もわかったから、今日は多くのことを学べる1日になるだろうけれど、本当に感動的だったのは確かだよ」


 
 レッドブル クルサードの最終レースは1周目で終わる
 
 デビッド・クルサードのキャリア最後のレースは、1周目の1コーナーで後ろから接触されてスピンして終わってしまった。チームメイトのマーク・ウェーバーにとっても、今回はいいレースとはならなかった。
 
115047.jpg

 
 デビッド・クルサード(決勝リタイア)
 
 「本当に残念だよ。こういう形でキャリアを終えたくはなかった。僕は注意深くターン1に入っていき、インサイドのクルマにも十分なスペースを残していた。でも運悪く、たぶんロズベルグだと思うんだけど、ターン2を通るときに接触してきて、僕はスピンしてしまった。それでも大丈夫だと思っていたんだけど、そのあと中嶋が僕のクルマの前に出てきて、クルマのフロント部分を壊してしまった。グリッドにつく前のウォームアップラップでは調子が良くて、ウェットになってもとくに問題はなかったから、チェッカーフラッグを受けたかったね。普段なら罰金ものだけど、観客の前でドーナツターンをするつもりだったんだ。でもそれもかなわなかったよ。でも文句は言えないね。
 
 僕はいいキャリアを積んできたから、僕を応援してくれたみんなにありがとうと言いたい。最後の4年間の、レッドブルレーシングチームのみんなの努力にも感謝したい。とても楽しかったし、これからまたみんなと共に仕事をするのが楽しみだ。今週末にパドックから受けたものすごい応援にはびっくりしたよ。これほど多くの人々が「今までお疲れさま。これからもがんばって」と僕に言いに来てくれるというのは、僕にとっては大切なことだね。そしてこういう形でこのワールドチャンピオンシップを離れられるというのは、素晴らしいことだと思うよ」

 

space
HOMENews BlogsF1/2008race | November 3, 2008 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> 雪見だいふく「きな粉黒みつ」3年もの月日をかけて商品化 >> 

「雪見だいふく」老若男女を問わず愉しむことの出来る新フレーバー11/3発売です!商品化されるまでに、3年もの月日がかかって遂に実現!きな粉をたっぷり使ったおいしいおいしい「きな...»この話題を見る…


  Previous << メルセデス・ベンツ、SUV「Mクラス」をマイナーチェンジ << 

いつか!?は欲しいと思っていたメルセデス・ベンツが誇るSUV「Mクラス」が10月24日にマイナーチェンジされて、日本仕様にAV関連と内装と外装のアップグレードが行われたようです... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP