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October 28, 2011 space
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遂に実現!2012年宇宙の旅。ヴァージンが夢の宇宙旅行を開始!

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大気圏を越え、高度110キロの宇宙空間へ。輝く星々や青い地球をスペースシップから眺める夢の宇宙旅行が、2012年にも実現する。主催するのはヴァージンギャラクティックだ。その具体的な内容は? そして気になる値段は?
 

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 青い地球を見てみたい

 初めて海外へ出た人が、帰国後に「人生観が変わった」と話すのを聞くことがある。日本から外国へ行くだけでそうなのだから、大気圏を飛び出して宇宙へという体験はきっと想像を絶するものなのだろう。「宇宙を知った人間は決して前と同じ人間ではいられない」と言ったのは、アポロ9号の乗員として地球軌道を10日間飛行したラッセル・シュワイカート氏だった。
 
 宇宙体験語録はほかにもある。たとえば、アポロ15号の飛行士で月面に3日間滞在したジェームス・アーウィン氏の言葉──。

「月の大地は灰色の山脈と丘が連なっていた。地平線の向こうに黒い宇宙空間が切り込んでいた。動くものはない。風もない。だが、まるで生まれ故郷にいるような安心感があった。すぐ後ろに神がいそうで、私は宇宙服の肩越しに何度も振り返った」
 
人生観を変える宇宙体験とは?

 アーウィン氏は、月面でたしかに“神”を感じたと言うのだ。そして彼が神と対峙しているそのとき、アポロ15号の司令船で月を周回していたアルフレッド・ウォーデン氏も同じような体験をし、こう述べている。

「宇宙にはすべてを超えた“力”がある。始まりも終わりもない。そこにはただ、すばらしい世界をつくった“意志”があるだけだ」

 テクノロジーの最先端で生きてきた人たちが、現代の常識や科学技術では説明できない“神秘の世界”を平然と口にし始めるのだから、不思議である。宇宙から帰還すると、飛行士の仕事を捨てて宗教家や伝道師になる例も少なくない。なぜなのか? それはきっと、体験しなければ決して語れない世界なのだろう。そしてそんな神秘の世界の扉を、一般の人たちに開かれる日が間近に迫ってきた。輝く星々や青い地球をスペースシップから眺める夢の宇宙旅行が、いよいよ2012年にも実現する。
 

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水平&垂直尾翼を持つ“デルタ翼”

 さて、スペースシップ2の形状をもう少し詳しく見ていこう。その一番の特徴は、先端に水平&垂直尾翼を持つ「デルタ型」の主翼だ。無重力空間から大気圏に再突入する際には、尾翼を含めたテール部分が上に折れ曲がるようにできている。

 これは「フェザリング」と呼ばれる技術で、原理としてはバドミントンの羽根の仕組みに近いかもしれない。スペースシップ2が動力飛行するのは上昇段階だけで、帰りはグライダーのように滑空して地球に帰還する。大気圏への再突入時にテール部の翼が65度の角度で回転・変形することで、機体はパイロットの制御なしに自然落下に適した安定した状態をキープ。2011年5月には米カリフォルニア州で、このフェザリング技術を実証するテスト飛行も実施された。

 テスト飛行では、高度約1万5700メートルでスペースシップ2がマザーシップから切り離された。テール部の可動翼が始動する。胴体から65度の高さに立ち上がり、その後は時速280キロのスピードで垂直に降下。高度約1万800メートルで尾翼は通常の形に戻され、優雅に滑空して地上の滑走路に舞い降りた。
 
 
宇宙空港「スペースポートアメリカ」

 スペースシップ2の実用化に向けたテスト飛行が続く一方で、2010年10月には米ニューメキシコ州南部で世界初となる宇宙旅行専用の“空港”が完成・披露された。

 宇宙空港の正式名称は「スペースポートアメリカ」だ。ニューメキシコ州が2005年より約200億円を投じ、同州南部の砂漠地帯で建設を進めてきた。ここは近くに米陸軍の施設があるため上空が飛行禁止区域に指定され、宇宙にスペースシップを打ち上げるには最適な土地である。晴天率も年間300日と高い。周辺で暮らす人たちによる住民投票の結果、宇宙空港建設のための特別消費税0.25%が導入されるなど、地元も歓迎ムードに包まれている。3000メートルの滑走路も完成し、2011年中にはターミナルビルもグランドオープンする。
 
 
2時間のフライトで1人20万ドル

 詳細はこうだ。マザーシップで高度16キロ付近まで運ばれたスペースシップは、切り離しが行われたあとでロケットエンジンを始動させ、音速の3倍のスピードで3.5Gの重力加速度を身体に感じながら高度110キロの宇宙空間へ。約4分間、無重力空間を体験し、スペースシップのパノラマウインドウから無限に広がる漆黒の宇宙空間で透明に輝く星々や地球の“生”の姿を楽しむ。トータル約2時間のフライトである。

 1回のフライトの定員は6名。2名のパイロットが同行する。日本ではクラブツーリズムが販売にあたり、企業経営者などすでに12人の日本人から申し込みがあった。6名の貸し切りフライトも設定している。

 気になる値段だが、3日間の事前訓練なども含めて1人20万USドル(2011年7月のレートで約1600万円)。これが高いか安いかは分からないが、冒頭に記した宇宙での“神秘体験”に関心がある人は真剣に検討してみては? もちろん、銀行に8桁以上の預金があれば──という条件がつくけれど。いずれにしても、民間人旅行者を乗せたスペースシップの初便は、2012年にも発進する。宇宙旅行に関する問い合わせはクラブツーリクラブツーリズムへ(宇宙旅行クラブ事務局=電話03-4335-1800、http://www.club-t.com/space/)。
 
 
 
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