ドコモ「Xperia NX SO-02D」「Xperia acro HD SO-03D」最新Xperiaはどう進化したのか？

　
「Xperia NX SO-02D」は、透明素材「Floating Prism」を採用したデザインと、4.3インチHD液晶、1.5GHzデュアルコアCPU、1210万画素カメラなど高いスペックが目を引く、最後のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のスマホとなるのでしょう。
　
そして、「Xperia NX SO-02D」の機能をベースにおサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、防水性能（IPX5／IPX7等級）を備えたのが「Xperia acro HD SO-03D」となるようです。
　

　
「Xperia NX SO-02D」の外観の特徴は何といっても、キー下部に用意された透明素材「Floating Prism」で、戻る／ホーム／MENUキーのアイコンをぐるっと1周覆う形であしらわれており、表と裏の両方からキーアイコンが見える。さらに、この透明素材を挟む本体の断面も透けており、側面をよく見ると、透明素材の下部にあるアンテナと基板を結ぶフレキシブル基板がわずかに見える。
　

　
前モデルの「Xperia arc SO-01C」は反り返ったボディで斬新さを演出していたが、Xperia NXではこのFloating Prismが大きなアクセントになっている。操作時や着信時には透明素材の内側から白色LEDが点灯するが、着信ランプはディスプレイの上に別途用意されている。
　
左から戻る／ホーム／MENUキーという並びはXperia arc／acroなどと同様で、MENU／ホーム／戻るキーという並びが多い他の機種とは配列が異なる。キーはセンサー式で、透明素材の上にある点を押す（透明素材上のアイコンを押してもキーとしては使えない）。
　
「Xperia NX SO-02D」のボディは均一に塗装を施しており、指紋や汚れが付きにくいのも特長の1つ。裏側はarcとは逆に山なりのカーブを描いており、手にしっかりとフィットする。
　
　
　しかし･･･Xperia NXとXperia acro HDで注意したいのはバッテリーとなる。これら2モデルでは、省スペース化などを考慮してバッテリーが取り外せない仕様になっている。
　
「Xperia NX SO-02D」はバッテリーカーバは外すことができ、内側にSIMスロットがある。SIMは「Xperia NX SO-02D」がドコモminiUIMカード（microSIM）、acro HDがドコモUIMカード（従来のFOMAカードと同じサイズ）を採用している。NXでは従来のFOMAカードは原則として使えないので注意したい
　
　acro HDはバッテリーカバーの取り外しもできず、SIMスロットは側面にある。バッテリー容量はNXが1700mAh、acro HDが1840mAh。
　
　メモリ（ROM）は従来機から大幅に増強され、Xperia NXが32Gバイト、Xperia acro HDが16Gバイトを内蔵している。ただし2機種とも擬似的な外部メモリとして写真や動画を保存する「内蔵ストレージ」と、アプリを保存する「本体メモリー」に分けられており、NXは内蔵ストレージが計26.58Gバイト、本体メモリーが1.78Gバイト、acro HDは内蔵ストレージが計11.54Gバイト、本体メモリーが1.82Gバイト。iPhoneなどのようにデータにかかわらずメモリを共用できるのではなく、本体へのアプリ保存には、2機種とも2Gバイト弱のストレージを使うことになる。