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June 13, 2004 space
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F1:カナダGP予選

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ウィリアムズ 今シーズン初ポールを獲得

 ラルフ・シューマッハが土曜日の最終予選でトップタイムをマークし、BMWウィリアムズF1チームの16度目のポールポジションに貢献している。また、2004年シーズンでは初のポールポジション獲得となる。チームのマシンがポールポジションを得たのは2003年のドイツGP以来となる。ラルフにとっては彼のF1キャリアで5度目となるポールポジション獲得であり、ジル・ヴィルヌーヴサーキットでは2度目のポールポジションとなる。彼のチームメイトのファン・パブロ・モントーヤは4位で最終予選を終えている。

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 ラルフ・シューマッハ
「ポールポジションを獲れたことについて僕も驚いている。僕らは昨日と今朝のセッションではかなりじれったい時間を過ごしていたからね。でも、チームはマシンに正しい変更を加えてくれて素晴らしい仕事振りだったよ。僕にポールが与えられるなんて思ってもみなかったからね。予選1回目でマシンはとても良いフィーリングを示したんだ。最終予選でもとても良かったよ。セットアップがうまく行なえたんだね、僕らは正しいセットアップを見つけられてとても喜んでいる。ミハエルが6番手であったことを考えると、僕のポジションからできることをいろいろと考えられるね。明日の決勝がとても楽しみだよ。また、ミシュランユーザーはマシンもとても安定しているから、楽しみだ。」

 ファン・パブロ・モントーヤ
「結果には少し失望している。なぜなら、もっと良いグリッドを得ることができたからね。昨日と今朝からすると、予選でのマシンのフィーリングは少し良かったんだけど、数箇所でミスを犯してしまった。それがタイムに響いてしまったね。ヘアピンでリアタイヤをロックさせ、そこでタイムを失ったよ。ラルフは素晴らしい仕事をしたし、良いラップを出したね。昨日からマシンをとてもハードに改善してきたし、それが僕らの結果につながったことは明らかだ。ラルフも僕も決勝に向けてとても良いポジションを得た。それがどういった展開を生むか楽しみだね。」

 サム・マイケル − テクニカルディレクター
「我々は昨日から今日にかけて多くの仕事を行なっており、特にブレーキとセットアップに関しては集中的に行なっていた。チームはとても良い仕事をしたし、ラルフのラップはファンタスティックだったよ。我々は明日の決勝を楽しみにしている。」

 マリオ・タイセン − BMWモータースポーツディレクター
「もちろん、チームにとってファンタスティックなリザルトだった。1回目では両ドライバー共にとても速く、彼らのマシンに満足していた。2回目のラルフのラップは完璧だった。1位と4位のポジションは今シーズンのベストリザルトであり、我々はとても嬉しいよ。モントリオールでは4チームが勝敗に絡んでくると私は思っているよ。」

BAR 複雑な予選結果に
  ジェンソン・バトンが明日のカナダGPにおけるラッキーストライク・BAR・ホンダのチャレンジを引っ張っていくことになるだろう。ジェンソンは今日の予選を2番手で終えた。彼はほとんどパーフェクトなラップを行ない、最終ランナーまでポールポジションの位置を保持していたが、ラルフ・シューマッハが0.066秒差でポールを奪っていった。それでも、ジェンソンは今シーズン2度目のフロントローに並び、フェラーリとの間には3台分の差がある。

 チームメイトの佐藤琢磨は17位というポジションに激しく失望している。彼はターン6とターン7の間でミスを犯し、そこでのロスタイムを取り戻そうとして最終セクターをプッシュしたが、最終シケインの1つ目で縁石にヒットしてしまいスピンを喫した。上手くリカバーしてラップを完了したが、その行程において4秒ものタイムを失った。

ジェンソン・バトン
「ボクのラップとフロントローのグリッドが獲れたことにはとても満足している。ポールが獲れたほど嬉しくはないにしてもね。ヘアピンで少し深く行き過ぎてしまって右フロントをロックさせたことで少しタイムをロスした。まだマシンにはコンマ何秒か速く走る能力があったから、ミハエルより1秒も速いというのはファンタスティックだよ。ちょっと不思議な感じだけど、それでも素晴らしい。ミハエルとの間に3台のマシンがいるのはボーナスだけど、ヤルノが後ろにいるからそれが心配だよ!明日はたくさんの観衆がやってくると聞いているし、彼らにフェラーリの1−2以外のものを見せることができると楽観視しているよ!」

 佐藤 琢磨
「ボクにとっては難しい1日だった。午前中のセッションでは最初のプラクティスをオイルプレッシャーの問題で失ってしまったし、後半のセッションの一部も走行できなかったから、ボクらが望んでいたほどマシンにおいて様々なことを試すことができなかった。でも、プレ予選でマシンはとても素晴らしいフィーリングだったから、最終予選もとても自信を持って始めたんだ。セクター1はとても良かった。でも、ターン6とターン7でミスをしてしまって、そのタイムを取り戻すことにトライしていたら、最終シケインの1つ目の部分で縁石にヒットしてしまった。自分自身にとても腹が立っているし、これだけ後方のグリッドからスタートするのはとてもハードだよ。明日はボクにとってタフなレースになるだろうけど、このサーキットにはいくつか良いオーバーテイクチャンスがある。だから、ポジティブでなければならないし、ベストを尽くすつもりだ」

 デビッド・リチャーズ − チーム代表
「今日の午後にジェンソンが見せた成熟で正確なパフォーマンスは嬉しく思っているし、これほどわずかな差で彼にとってキャリア2回目のポールポジションを逃したのは悔やまれる。しかし、ジェンソンはレースにおいても良い仕事を続けてくれるという自信があるし、再びポディウムをもたらしてくれるだろう。できればもう1つ上の段になってほしいものだね!タクについては、ジェンソンと同じレベルのスピードを示していただけにとてもがっかりしている。セクター2で2つのミスを犯した時点で、彼は2つ下のグリッドを固めるべきだった。しかし、私は彼の野望に満ちたスピリットをサポートするし、我々は事を正しい方向へ修正する必要がある」

 ジェフリー・ウィルス − テクニカルディレクター
「良い朝の後で、予選セッションはチームにとって複雑な結果となった。ジェンソンのラップはとても良かったし、ポールが獲れなかったのは残念だ。しかし、オーバーテイクが難しいこのサーキットでフロントローからスタートするのはとても良いことだ。ドライバーたちはマシンのバランスに満足しており、我々のタイヤチョイスにも自信を持っているから明日のレースを楽しみにしている。琢磨はあまりに多くのタイムを縮めようとしたために最終シケインの出口でスピンしてしまったが、幸運にもウォールにヒットすることはなかった。しかし、彼はハードに縁石にヒットしたため、マシンはダメージを受けてしまった。このスピンによって彼の順位は17位まで落ちてしまったから、明日は彼のレース戦略について考えなければならない」

 中本 修平 − エンジニアリングディレクター、ホンダレーシングデベロップメント
「何というエキサイティングなセッションだっただろうか!我々を含め、多くの人がポールを獲るチャンスがあるというのは素晴らしいことだ。とても速いラップを走っていた琢磨については残念だが、ジェンソンは素晴らしい仕事をした。我々は自信とともに、レースを楽しみにすることができる」

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