F1 アメリカGP：ブリヂストン6台だけのレース ミシュランアメリカＧＰ欠場！

　
　これによって、ルノー、マクラーレン、トヨタ、ウィリアムズ、レッドブル、ザウバー、ＢＡＲホンダはレースに出走しないということになる。
　

　
　ＦＩＡは、レース開始1時間前に、ミシュランユーザーに対して決断を迫っていた。
　
　ミシュランのピエール デュパスキエはＦＩＡに対して、「現在のレイアウトでは、レギュレーションを満たしたタイヤで走行することはできない」という文書を送った。それに対して、ＦＩＡのレースディレクターであるチャーリー ホワイティングは、ミシュラン側に対して妥協することはないと断言している。
　
　
　ホワイティングはミシュランユーザーのチームに対して、次のような選択肢の中から決断するように促している。
　
　

「我々の先の通達で説明したように、チームはターン１２と１３を他のクルマを妨害することなくスロー走行するか、厳しいペナルティを覚悟のうえ予選で使用していないタイヤで走行するか、レース中に安全面を理由とするタイヤ交換を行なうのか、その中から選択する必要がある。それは彼らが決断することである。我々には何も付け加えることはない」

　
　
　依然として、ミシュランチーム側はどのような決定を下すのか明らかになっていない。ミシュランはチームに対してインディスペックのレースでは走行しないように要求している。しかし、中にはタイヤ自体に問題を経験していないチームもあり、そのままスタートしたいと考えているチームもあるようだ。一方で、レースに出走しないという選択肢を持っているチームも存在しているようである。
　
　
　レースまであと１時間を切っているが、どのように展開するのか緊張感が高まってきている

　
　しかし、レースが始まる直前には、ミシュランユーザーの各チームはＦ１アメリカＧＰの欠場を決め、結果、ブリヂストンユーザーのフェラーリ、ジョーダン、ミナルディの３チーム、6台だけで決勝レースがスタートした。
　
　　決勝（７３周）はミヒャエル・シューマッハー（フェラーリ）が勝ち、今季初優勝、通算８４勝目を挙げた。２位はチームメートのルーベンス・バリチェロ、３位はルーキーのポルトガル人、ティアゴ・モンテイロ（ジョーダン。トヨタ）が入った。出走した６台はすべて完走した。
　
　
　レース終了後のシャンパンファイトには、1位ミヒャエル・シューマッハー、2位のルーベンス・バリチェロは参加せず、3位のルーキー、ティアゴ・モンテイロのみと寂しい表彰台となった。
　
　
　今回の問題はドライバーの生命に関わる問題なので、各チームの判断は正しいと思うが、このような自体を招く原因は、もちろん当事者であるミシュランは言い訳が出来ないにしても、ＦＩＡの対応もそこにＦ１を楽しみにしてうる全世界の観客が居る事を忘れているのではないだろうか。
　
　
　Ｆ１であってもスポーツとしてのルールがあり、それによってＢＡＲはペナルティを受け2戦参戦する事ができなかった、今回のルールも公正なレースを行うために守らなければならない基本のルールなのはわかるが・・・、結局は今回の問題がブリヂストンに起きていなくて良かったと思う、日本人の気持ちだけが残る結果となったのかもしれない。。