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August 21, 2005 space
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トルコGP決勝:ライコネンが初代トルコGP勝者に!!

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 2005年FIA F1世界選手権シリーズ第14戦トルコGPは、初めての決勝日を迎えた。決勝レーススタート前の気温は30℃、路面温度46℃、空は晴れわたりドライコンディションとなっている。
 
 前日のトルコGP公式予選で、インラップにおいて次の走者であるマーク ウェーバーをブロックした佐藤 琢磨は、レーススチュワードによって予選タイムを抹消され最後尾からの出走となる。
  

circuit_f1_tur.jpg

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 現地時間午後3時、キミ ライコネンを先頭に20台のマシンがフォーメーションラップへと向かう。最後尾スタートの佐藤 琢磨は再給油のためにピットへ。

 スタート!ジャンカルロ フィジケラがトップへ!キミ ライコネンが2番手に後退し、フェルナンド アロンソが3位、ファン パブロ モントーヤが4位に続いている。1コーナーでフェリペ マッサのフロントウィングが飛んでいる。バックストレートエンドでライコネンが一気にフィジケラをインからオーバーテイク!

 オープニングラップは1位ライコネン、2位フィジケラ、3位アロンソ、4位モントーヤ、5位ヤルノ トゥルーリ、6位ニック ハイドフェルド、7位クリスチャン クリエン、8位デビッド クルサード、9位マーク ウェーバー、10位ルーベンス バリチェロ、11位ミハエル シューマッハ、12位ジェンソン バトンとなっている。マッサがオープニングラップを終えてフロントウィング修復のためにピットへ。

 2周目、バックストレートエンドで燃料が重いと思われるフィジケラをアロンソがパスして2位へ。ウェーバーがクルサードをパスして8位浮上、バトンもミハエルをオーバーテイクして11位となっている。4周目のバックストレートではバリチェロもパスしてバトンは10位へ。

 トップ2台はファステストラップを交代に出し合いながら1秒前後の差を維持している。5周目を終えたところで6位を走行していたハイドフェルドがピットへ。右リアタイヤがパンクしている。7周目のバックストレートエンドでウェーバーがクリエンをパスして7位へ浮上。

 9周目の1コーナーでバトンがクルサードをパスして8位へ。6位を走行していたウィリアムズのウェーバーだが、チームメイト同様に右リアタイヤがパンクしてスローダウン。ピットを目指している。ほぼ1周パンクした状態で走行したため、最下位に転落している。

 10周目、バックストレートエンドでバトンがクリエンをオーバーテイクして7位へ。佐藤 琢磨もティエゴ モンテイロをパスして11位となっている。11周目、キミ ライコネンが1分26秒102のファステストラップでじわりじわりとアロンソを引き離しはじめる。

 13周目、まずは2位を走行していたアロンソが最初のピットストップへ。10.1秒の作業時間で、6位のバトンの前でコースへと戻っている。ライコネンは1分26秒013のファステストを更新している。アロンソの次のラップにはフィジケラも入るが、給油リグが上手くつながらずにタイムをロスしてしまう。コース上ではバックストレートエンドでミハエル シューマッハと周回遅れのウェーバーがやりあってウェーバーがミハエルに追突!ウェーバーのフロントノーズが壊れ、ミハエルも左の両タイヤにダメージを受けている。ともにピットストップを行ない、ミハエルは大きくタイムロスしてしまう。ミハエルはスローダウンしている。

 ミハエルはゆるゆるとピットに戻り、そのままガレージインとなってしまう。モンツァでのイタリアGPでは第1走者となってしまった。トップのライコネンは17周目に1分25秒520のファステストラップを更新し、いつもの独走体勢に入っていく。さらに次のラップにも1分25秒443を記録する。18周目、トヨタのトゥルーリが1回目のストップへ。10.3秒で作業を終えてコースへ。

 19周目、今度はモントーヤが1分25秒420のファステストラップを記録する。20周目、まだピットストップを終えていないバトンがバックストレートでアロンソをパスしていく。21周目、ライコネンが1分25秒073のファステストタイムを更新し、チームメイトはそのラップに最初のピットストップ。7.3秒で作業を終えて出ようとするが、給油担当クルーを引きずり倒す形になり若干のタイムロス。同じラップにバトンもピットに入り、8番手でコースに出ている。次のラップにはキミ ライコネンもピットへ。10.0秒で作業を終えてコースへと戻っていく。コース上では再びウェーバーの右リアタイヤがパンクしている。ウェーバーはピットに戻りガレージインとなってしまう。

 23周目、レッドブルのクリエンが最初のピットストップへ。8.9秒で作業を終えてコースへと復帰する。次のラップにはチームメイトのクルサードとフェラーリのバリチェロがピットに入る。

 スタート前に給油した佐藤 琢磨を除くすべてのドライバーが最初のピットストップを終えた時点でのオーダーは、1位ライコネン、2位モントーヤ、3位アロンソ、4位フィジケラ、5位トゥルーリ、6位バトン、7位佐藤、8位クルサード、9位クリエン、10位バリチェロとなっている。ライコネンとモントーヤとの差は約12秒、モントーヤとアロンソの差は約2秒となっている。

 29周目、ピットに戻ったマッサのクルマから白煙が上がっている。佐藤 琢磨が最初のピットストップへ。長めのピットストップを行ない、どうやら1回ストップ作戦のようである。ニック ハイドフェルドの右リアタイヤが再びパンクし、ターン8でスピンアウトしてしまう。マッサはピットでリタイア、ハイドフェルドもピットに戻ってリタイアとなっている。

 30周目を終えてのオーダーは、1位ライコネン、2位モントーヤ(+12.4秒)、3位アロンソ(+13.5秒)、4位フィジケラ(+34.9秒)、5位トゥルーリ(+44.5秒)、6位バトン(+47.9秒)、7位クルサード(+56.7秒)、8位クリエン(+58.8秒)、9位バリチェロ(+70.4秒)、10位佐藤(+76.5秒)となっている。

 残り25周、次のレースでの予選走行順を挽回するため、ミハエル シューマッハがコースへと戻っていく。

 34周目、3位を走行していたアロンソが最後のストップへ。12.3秒で作業を終えて、フィジケラの後ろでコースに戻る。2周後にはチームメイトのフィジケラも2度目のストップを完了する。

 38周目、ファン パブロ モントーヤが1分24秒997のファステストラップを記録する。さらに、39周目には1分24秒770までタイムを上げていく。5位のトゥルーリと6位のバトンが接近戦となっていく。

 残り17周、モントーヤが2度目のストップを7.7秒で完了する。次のラップにはレースに復帰したミハエルがピットストップを行なって、再びレースへと戻っていく。

 残り15周、バトンと5位を争っていたトゥルーリが先にピットへ。6.7秒で作業を終えてコースへ戻る。

 残り13周、モントーヤに36秒の差を持ってライコネンがピットへ。6.2秒でピットストップを終え、悠々トップでコースに復帰する。レッドブルのクリスチャン クリエン、デビッド クルサードも最後のストップを完了していく。ガレージに戻っていたミナルディのクリスチャン アルバースもレースに復帰している。

 残り12周、バリチェロが最後のストップを6.1秒で終えていく。次のラップにはバトンも最後のストップへ。6.1秒で作業を終えて、フィジケラの後ろ、トゥルーリの前となる5位でコースに復帰する。

 残り10周、すべてのドライバーがピットストップを終えてのオーダーは、1位ライコネン、2位モントーヤ(+20.9秒)、3位アロンソ(+31.9秒)、4位フィジケラ(+54.7秒)、5位バトン(+58.8秒)、6位トゥルーリ(+63.4秒)、7位クルサード(+80.0秒)、8位クリエン(+81.7秒)、9位佐藤(+1ラップ)、10位バリチェロ(+1ラップ)となっている。

 残り7周、ハイドフェルドの周回数を上まわったミハエルは、エンジンセーブも考えてガレージに戻ってレースリタイアとなった。

 残り5周、ペースを落としているリーダーのライコネンを佐藤が抜き返す。アルバースはピットに戻ってリタイアとなっている。

 残り3周、周回遅れとの関係でモントーヤがバックストレートエンドでスピン!何とかアロンソの前で戻ることができている。4位のフィジケラと5位のバトンが接近してきている。

 残り2周、ターン8においてモントーヤがオーバーランしてしまい、アロンソが2位へと浮上する!

 ファイナルラップ。バトンがフィジケラの4位のポジションを狙っていく。

 チェッカー!キミ ライコネンが今季5勝目でトルコGP初代優勝者となった!2位には最後にさらなる2ポイントを獲得したフェルナンド アロンソが続き、3位はファン パブロ モントーヤ、以下は4位ジャンカルロ フィジケラ、5位ジェンソン バトン、6位ヤルノ トゥルーリ、7位デビッド クルサード、8位クリスチャン クリエン、9位佐藤 琢磨、10位ルーベンス バリチェロとなっている。完走15台。
 
 

 Pos. ドライバー コンストラクターズ Time Points
1 K・ライコネン マクラーレン 1:24:34.454 10
2 F・アロンソ ルノー + 18.609 8
3 J・P・モントーヤ マクラーレン + 19.635 6
4 G・フィジケラ ルノー + 37.973 5
5 J・バトン BAR + 39.304 4
6 J・トゥルーリ トヨタ + 55.420 3
7 D・クルサード レッドブル + 1:09.296 2
8 C・クリエン レッドブル + 1:11.622 1
9 佐藤 琢磨 BAR + 1:49.987 0
10 R・バリチェロ フェラーリ + 1 laps 0
11 J・ヴィルヌーヴ ザウバー + 1 laps 0
12 R・シューマッハ トヨタ + 1 laps 0
13 R・ドーンボス ミナルディ + 3 laps 0
14 N・カーティケヤン ジョーダン + 3 laps 0
15 T・モンテイロ ジョーダン + 3 laps 0
Did not finish
16 C・アルバース ミナルディ + 10 laps 0
17 M・シューマッハ フェラーリ + 26 laps 0
18 N・ハイドフェルド ウィリアムズ + 29 laps 0
19 F・マッサ ザウバー + 30 laps 0
20 M・ウェーバー ウィリアムズ + 38 laps 0
 
 
 

 2005年F1第15戦イタリアGPは、2週間後の9月4日にモンツァサーキットにおいて決勝レースが行なわれる。

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HOMENews BlogsF1/2005race | August 21, 2005 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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