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March 17, 2006
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「一澤帆布」布製かばん休業状態に 経営権争い

厚手の布製かばんで知られる「一澤帆布(いちざわはんぷ)工業」(京都市東山区)が6日、休業状態になった。
 
 
2006031701.jpg 経営権をめぐる兄弟らの争いの影響で2月末には製造が止まっており、在庫もなくなったという。昨年12月に代表取締役に就いた兄の一澤信太郎氏(60)は「品物がなければ、開店しようにもできない」と話している。

 
 同社では、亡くなった先代会長の遺産相続の遺言をめぐって、前社長で弟の一澤信三郎氏(57)と信太郎氏が訴訟で争い、信三郎氏の敗訴が確定。臨時株主総会で信三郎氏らは役員を解任され、新たに信太郎氏らが選出された。
 
20060317ichizawa01.jpg 信太郎氏は、同社の製造部門を請け負っていた「一澤帆布加工所」と信三郎氏に工房の明け渡しを求め、京都地裁が仮処分を決定。3月1日に同加工所の社員らが退去していたが、店舗では4日まで営業していた。
 
 
 店舗には4日夜から、「本日の営業は終了しました」との札がかけられたまま。6日は客が訪れると、中から店員が出てきて「しばらく休業状態です。今月中は再開はできません」などと説明した。
 
 
 信太郎氏は「在庫がなくなったという話は聞いたが、社員と会って話す機会がないので内情がわからない。再開のめどもわからない」。一方、信三郎氏はこれまでの取材に対し、同加工所の従業員たちと新しいブランドを立ち上げていく方針を明らかにし、かばんなどを製造するとしている。
 
 
 解任の三男が新会社 一澤帆布の相続問題
 
 手作り布かばんが人気の「一澤帆布工業」(京都市東山区)相続をめぐり、昨年12月に社長を解任された一澤信三郎氏(57)は21日、新会社「一澤信三郎帆布」を設立、4月に新店舗を開くと発表した。
 
 信三郎氏は故信夫・前会長の三男。一澤帆布は長男の信太郎氏が代表取締役に就任したが休業が続き、京都の人気ブランドの分裂は決定的となった。
 
 信三郎氏によると、新店舗は4月6日に一澤帆布工業本社の大通りを隔てた斜め向かいに開店し、信三郎氏の長女が設立した「一澤帆布加工所」の製品を販売。商標登録を申請した「信三郎帆布」など新ブランドにする。
 
 

HOMENews Blogsdesign | March 17, 2006 |  clip_16_16_w.gifBuzzurlにブックマークはてなブックマークYahoo!ブックマークに登録人が登録

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