BMWザウバー 2007年 F1マシン F1.07 発表

　
　新しくなったノーズは、昨年の F1.06 よりも大幅に短くなった。冷却用のダクトが大きくなり、クルマ全体を冷却し通気をよくする新たな概念を形作っている。F1.07 の後部は、より細く低くなった。衝突の衝撃に関するレギュレーションが厳しくなったため、後部の衝撃吸収部がより大きくなった。ノーズを高い位置にしたため、２００６年のマシンよりもウィッシュボーンの角度がよりきつくなっている。
　

　
　昨年期待を上回る５位という結果で昨年のチャンピオンシップを終えたＢＭＷザウバーだが、チーム代表のマリオ・タイセンは、F1.07 がトップチームにより近付けると信じている。チームは現地時間１３時よりヴァレンシアのサーキットでシェイクダウンを行うことになっている。
　
　
　当日、バレンシアには、BMWモータースポーツのボス、マリオ・タイセンをはじめ、今季のレースドライバーのニック・ハイドフェルドとロバート・クビカ、テスト＆リザーブドライバーのセバスチャン・ベッテル、テストドライバーのティモ・グロックが姿を見せた。
　
　
　ワークスとして2年目のF1シーズンを戦うマシン、F1.07は、昨年型に比べ、ノーズの位置が高く、短くなっている。エントリーダクトは、新しいクーリングコンセプトに基づき、拡大され、リヤ部はスリム化された。