ネット限定 サッポロビールが「エーデルピルス」販売

　
　サッポロビールがインターネットによる限定販売を実施するのは、２００４年５月の「ヱビス　超長期熟成」に続き２回目となる。前回は、限定１万セットに対し、１０万件を超える申し込みが殺到したが、今回も注目を集めそうだ。
　
　「エーデルピルス」は、チェコ・ザーツ産のファインアロマホップだけを、通常のビールの３倍使用し、きめ細かい泡や、すがすがしい苦みとすっきりした風味が特長。
　
　
エーデルピルスをおいしくお飲みいただくために、3度に分けてグラスに注ぐことをおすすめしています。
　

　
1. 最初のビールを勢いよく注ぐ（グラスの空部分は1/2〜1/3） 。
2. さらにビールをゆっくり注ぐと、泡は盛り上がった形になる。
3. 泡がグラスの縁より下がったところに、ゆっくりと泡を盛り上げるように３回目のビールを注ぐ。
　
　　

EDELPILSとは「高貴なピルス（ピルスナービール）」を意味し、元来ドイツの名門醸造所が使用していた由緒のある名前でした。
　
　いまから20数年前、サッポロビールは、ドイツの正統な製法にのっとってつくったプレミアムビールに、ぜひこの名前を冠したいと申し入れをしました。
　
　そして、当時の醸造責任者らに製品を試飲していただいた結果、「日本で、これほど高いレベルにビールがつくれるとは！」と賞賛を受け、名称使用許可を受けたという歴史を持つプレミアムビールです。
　
　厳選された麦芽と、通常のビールの3倍（当社比）ものホップを贅沢に使用。しかもそのホップは、世界の醸造技師が認める名品、チェコ・ザーツ産ファインアロマホップ100％。上品な香り、きめ細やかな泡、そして、高貴で清々しい苦味とすっきりキレのよいおいしさがお楽しみいただけます。
　
　本場ドイツでも「エーデルビター（高貴な苦味）」と賞され、いままで、こだわりのお店でしか楽しむことができなかった「エーデルピルス」。発売から20年を迎える今年、今までの感謝とより多くのお客様に飲んでいただきたいという想いを込め、５，０００セットだけの限定販売です。

　
　１９８７年４月に３５０ミリリットル缶と小瓶が発売されたが、当時の「辛口」「ドライ」の流行に合わず、瓶は１９８９年２月、缶は１９９０年２月に市販を終了していた。業務用商品としては生産を続け、ビール愛好家の間で根強い人気を得てきたという。
　
　
　最近のプレミアムビール志向もあり、４年連続で販売量が増加、発売２０周年を機に、３５０ミリリットル缶を限定復活することになった。サッポロブランド戦略部の谷田成生（たにた・しげお）部長は「サッポロのプレミアムビールとしてじっくり育てたい商品。まずは限定販売でお客様の反応を見たい」と意気込む。
　
　
　今回の限定販売に際し、予約申込者と購入者を対象にアンケートを実施し、結果によっては２００８年以降、市販を再開する可能性があるという。今回の価格は、送料込みで３５００円（税込み）、１本当たり約２９０円となる。市販再開後の価格は未定だが、同社の「ヱビスビール」より高い設定になるという。
　
　
　
■「エーデルピルス」を抽選で5000名様に限定販売（5.31締切）