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March 21, 2008 space
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地球は揺れている?

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地球の自転速度は、太陽や月の重力効果、大気負荷、海流、天候、プレート運動など、さまざまな力の影響で日々複雑に変化しているという。これを情報通信研究機構(NICT)と国土地理院が、地球の自転速度をほぼリアルタイムに計測することに成功したと発表した。この計測が実用化できれば、衛星からの電波で位置を把握するGPSなどの精度が劇的に向上するなど大きな成果が見込まれるという。
 

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 観測終了後3分45秒で地球自転の速さの算出に成功
 
 今回実験で使われたVLBI(超長基線電波干渉法)観測は、NICTと国土地理院が2月22日に、つくばと鹿嶋、スウェーデンのオンサラ観測所で実施して、観測終了後3分45秒で地球の自転速度の算出に成功したという。
 

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 このVLBIとは、はるか彼方の電波星から届く電波を利用して、数千キロメートル離れたパラボラアンテナの位置関係や地球が自転する速度などを正確に計測できる技術。
 
 
 しかし、このVLBI観測データは計測するデータが莫大な容量となるため、これを解析するために空輸でデータを送り、解析するためには3〜5日もかかっていた。これをネットワーク転送しようとしてもデータ容量が大きく、数時間から3日もの日数を要し、観測終了後にデータ処理していた。これを今回は、データの取得時からリアルタイムでデータ転送を開始し、観測継続中にデータの処理並行して行うことで、転送に必要なデータを一定にし、逐次解析を行うことで、観測終了後の数分以内には、地球の揺れを算出することに成功した。
 
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 この地球の自転速度は、人工衛星の軌道制御やGPSデータの解析などに欠かせない情報となっている。観測後に数分で実測値を公開できれば、地球の自転速度24時間の中の数分は誤差としてデータの差異を吸収できることから、GPSなど人工衛星の軌道の予測精度が、現在計測よりも10倍以上向上する、GPSなどナビシステムでは1メートル程度から10センチメートル以内まで向上することが見込まれるとしている。
 
 
世界最速、地球の自転をほぼリアルタイムに計測
−宇宙空間における地球の位置決定の精度向上に貢献−

 

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HOMENews BlogsScience | March 21, 2008 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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