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June 20, 2009 space
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土星の輪 8月11日と9月4日に「消失」15年ぶり…

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土星の輪が見えなくなる「消失現象」が8月11日に約15年ぶりに確認できます。地球から見て輪が真横に位置するためで、しし座の方向にある土星の輪が、次第に細くなる様子が観察できる。
 

土星の輪

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 太陽系第6番目の惑星である土星は、木星に次いで大きな惑星です。また小望遠鏡でも見ることができる美しい「環(わ)」を持つことで知られています。土星以外の惑星では、木星、天王星、海王星で環が発見されていますが、どれも細かったり、不完全なものだったりで、土星ほど発達した環を持つ惑星は、ほかにありません。 土星の環は、土星の公転軌道面から26.7度傾いていて、その傾きを保ったまま太陽のまわりを約30年かけて一周しています。輪も同じように傾いている。地球から見ると約15年周期で変化して見えます。
 
「真横から見る→上側から見る→真横から見る→下側から見る→真横から見る」
 

土星の輪

 
この周期が1周30年のため、「真横から見る→傾きが最大→真横から見る」で考えると15年周期になります。前回は95年ごろに消失現象がみられた。
 
 今回は9月4日に地球から輪が真横に見える位置関係になる。
 
 2009年9月4日にこのような位置関係となり、環の消失が起こります。ただし、土星が見かけ上太陽方向に近いため、実際にこの現象を観察するのは極めて困難です。
 
 また、太陽から見て環が真横になるときにも、環に太陽の光が当たらなくなるために、環は黒く(暗く)なってしまいます。このような位置関係になるのは、2009年8月11日のことです。太陽から見て輪が真横になり、光が当たらずに輪が暗くなる現象が起きる。残念ながらこの日も、土星は日没直後の西空の低空のため、観察はやさしくありません。
 
 口径5センチ以上の天体望遠鏡があれば、輪が見えない土星の観測はできるが、消えかかった輪を確認するには、天文台などに設置された口径1メートル級の大型望遠鏡が必要という。
 
 
土星の輪は氷粒が集まったものと考えられ、一つの大きな輪のように見えるが、複数の輪で構成されている。一番幅広いもので2万5000キロあるが、厚みは最新の研究で、わずか数十メートルと報告されている。
 
 東京では、6月下旬の午後8時ごろ、南西の高さ40度ぐらいの空に土星が見える。国立天文台(電話0422・34・3600)では27日の定例観望会(午後7時半〜同8時半)で、土星を観察する予定。
 

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HOMENews BlogsSpace | June 20, 2009 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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