カナダＧＰ公式予選：ハミルトン渾身のＰＰ、レッドブル２−３

　
　公式予選Ｑ１：トップはハミルトン、小林はＱ１敗退
　
セッション開始前の気温は２３℃、路面温度は３１℃、湿度５３％でドライコンディションとなっている。雲があるものの晴れており、路面温度が午前中よりも１０℃上昇しているため、オプションタイヤの状況が注目される。
　

　
現地時間午後１時、ピットレーン出口のシグナルがグリーンに変わり、セッションがスタートした。
　
小林がＱ２進出をかけて懸命のアタックを行っているが、前にディ・グラッシがつかえており、Ｑ１突破はならなかった。
　
カナダＧＰ公式予選Ｑ１の結果は、１位ハミルトン、２位ヴェッテル、３位アロンソ、４位ロズベルグ、５位クビサ、６位バトン、７位ウェーバー、８位スーティル、９位ペトロフ、１０位シューマッハ、１１位マッサ、１２位ヒュルケンベルグ、１３位バリチェロ、１４位アルグエルスアリ、１５位リウッツィ、１６位ブエミ、１７位デ・ラ・ロサとなった。

Ｑ１敗退となったのは、１８位小林、１９位コヴァライネン、２０位トゥルーリ、２１位グロック、２２位セナ、２３位ディ・グラッシ、２４位チャンドックの７台。

公式予選Ｑ２はまもなくスタートする。
　
　
　メルセデスＧＰ　ミハエルがまさかのＱ２脱落
　
　カナダＧＰ公式予選Ｑ２は、ウェーバー、ヴェッテル、ハミルトン、アロンソ、クビサが代わる代わるトップタイムを更新する、激しい戦いとなった。最終的にはＱ２も再びハミルトンがトップという結果となった。シューマッハは今シーズン初めてＱ２敗退。フォースインディアの２台が最後のアタックでトップ１０に飛び込む活躍を見せた。
　

　
カナダＧＰの土曜日は、メルセデスＧＰにとっては理想的なレース準備の日とはならなかった。午前中のフリー走行ではニコ・ロズベルグのクルマにトラブルが発生し、ほとんど走ることができず、午後の予選ではミハエル・シューマッハが今シーズン初のＱ２脱落を喫するなど、思うようにことが運ばなかったのだ。最終的には、公式予選でニコ・ロズベルグが１０位、ミハエル・シューマッハが１３位となった。波乱が予想されるカナダＧＰで、両ドライバーはこの位置からポイント獲得を目指す。
　
　
　マクラーレン　レッドブルの連続ポール記録を止める
　
カナダＧＰ公式予選Ｑ３は、ハミルトンが最後に渾身のスーパーラップを見せてポールポジションを奪い、開幕から７戦続いていたレッドブルのＰＰ独占にようやくストップをかけた。レッドブルはウェーバーが２位、ヴェッテルが３位に入った。

２０１０年カナダＧＰは、まもなくレースの最終グリッドを決する公式予選Ｑ３がスタートする。
　

　
　ここまで７戦連続でレッドブルが予選でポールポジションを獲得してきたが、８戦目でついにその牙城が崩された。「カナダマイスター」とも言えるマクラーレンのルイス・ハミルトンが、２００７年、２００８年に続いて３度目のポールポジションを獲得し、レッドブルの連続ポール記録をストップした。
　
カナダＧＰ公式予選の結果は、以下の通り。

１位　ハミルトン
２位　ウェーバー
３位　ヴェッテル
４位　アロンソ
５位　バトン
６位　リウッツィ
７位　マッサ
８位　クビサ
９位　スーティル
１０位　ロズベルグ
１１位　バリチェロ
１２位　ヒュルケンベルグ
１３位　シューマッハ
１４位　ペトロフ
１５位　ブエミ
１６位　アルグエルスアリ
１７位　デ・ラ・ロサ
１８位　小林
１９位　コヴァライネン
２０位　トゥルーリ
２１位　グロック
２２位　セナ
２３位　ディ・グラッシ
２４位　チャンドック

カナダＧＰ決勝レースは、日本時間の日曜日深夜２５時にフォーメーションラップがスタートする。