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February 6, 2010 space
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JAXA 日本版GPS準天頂衛星初号機の愛称「みちびき」

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日本のカーナビとして無くてはならないGPSですが、これも米国の軍事衛星からの電波を一般に一部開放して活用しているだけで、これが継続的にそして今後も安全に使える保証は何も無いのです。これを問題視するEUやロシア、中国は独自のGPS衛生を続々と打ち上げていますが、日本がとった手法は、米国のGPSを補完する日本エリアのみを対象とした国産GPS準天頂衛星「みちびき (MICHIBIKI)」の打ち上げでした。これにより米国の衛星も使いますが、日本の衛星も使うことで将来に渡り安定したサービスの利用が可能となります。
 

jaxa_michibiki.jpg

 

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成22年度の打ち上げが予定されている準天頂衛星初号機に対する愛称募集の結果、「みちびき (MICHIBIKI)」に決定したことを発表した。
 
準天頂衛星は、GPSの補完・補強を行うことで、測位の高精度化を実現する衛星で、将来的には3機を打ち上げることで、常にどれかを日本の上空付近を飛行させることで、いつでもどこでも高精度の測位を実現させることが狙い。
 

<準天頂衛星システムでできること>

(1)GPSの苦手を克服
 準天頂衛星は、現在運用中のGPS信号や、米国が開発を進めている新型のGPS信号とほぼ同一の測位信号を送信します。GPS利用者は準天頂衛星からの信号を受けることで、GPSを利用できない時間・場所でも、正しい位置情報や時間を知ることができます。これにより測位サービスの利便性を向上させることができます。 (GPS補完)
 
(2)GPSを更にパワーアップ
 準天頂衛星は、GPSの精度を向上させる精密な補正信号を送信します。GPS利用者は準天頂衛星からの信号を受けることで、より正確な位置情報を知ることができます。これにより日本全国どこでも高精度な測位が実現できることが期待されています。(GPS補強)


 
今回の愛称募集は2009年10月16日〜12月16日の期間に実施されたもので、応募総数は1万1,111件、その内、第三者商標権などの観点で懸念がない有効応募総数1万336件の中で、最も多い328名からの提案があった「みちびき」が選出された。なお、総数の内訳はWebサイトが6,494 件、はがきなどが812件、応募用紙が4,005件となっている。
 
またJAXAでは、高精度な測位情報を提供し、正確な場所へみちびくという準天頂衛星の機能にちなんだ提案理由や、同ミッションが次世代の衛星測位技術を日本において確立し、未来の新しい社会へみちびくからという提案理由が多くあり、これらは準天頂衛星のミッション内容を的確に表しているというネーミングの中身も適したものとなっていると評している。
 
この「みちびき」という名前の提案者全員にはJAXAより「名付け親認定証」が2月下旬ころに送付されるほか、同名付け親の内、抽選で選ばれた1名が副賞として種子島宇宙センターでの「みちびき」打ち上げ見学に招待されることとなっている。
 
なお、"みちびき"は現在、三菱電機鎌倉製作所にてシステム試験を実施中で、初期電機性能試験、熱真空試験、正弦波振動試験、音響試験、分離衝撃試験まで終了しており、システム試験全体も4月中旬には終える予定。
 
 準天頂衛星初号機の愛称が「みちびき」に決定!
 
 人工衛星による測位システムは、これまで測地・測量やカーナビゲーションシステム、携帯電話など幅広い分野に利用され、私たちの生活になくてはならないものになっています。
準天頂衛星システムは、日本付近で常に天頂付近に1機の衛星が見えるように、複数の衛星を静止衛星と同じ周期を持ち軌道傾斜角を有す複数の軌道面(準天頂軌道)に配置した衛星システムであり、山間地、ビル陰等に影響されず、全国をほぼ100%カバーする高精度の衛星測位サービスの提供を可能とするものです。JAXAは、準天頂衛星システムの初号機の研究開発と技術実証を行うことによって、わが国の衛星測位技術の高度化を実現し、便利で安心・安全な社会の実現に貢献したいと考えています。

準天頂衛星システム計画

準天頂衛星システムの開発計画は、まず第1段階として準天頂衛星初号機「みちびき」によりGPS補完・補強に関する技術実証・利用実証を行います。第1段階の結果の評価を行った上で、初号機を含めた3機の準天頂衛星によるシステム実証を実施する第2段階へ進む計画です。JAXAは関係研究機関と協力して高精度測位実験システムの開発、準天頂衛星バスシステムおよび追跡管制システムの整備、運用を行うとともに、システム全体の取りまとめを担当します。

高精度測位実験システム

高精度測位実験システムは、測位信号の発生、送信などの搭載系と、測位を行うために必要な準天頂衛星の軌道・時刻を推定するモニター局やマスターコントロール局などの地上系から構成されます。
この実験システムには次の機能があります。第1に、準天頂衛星に現在近代化されつつあるGPSと同様な測位信号を放送する機器を搭載して可視性を高めることです(GPS補完)。第2に、地上局で生成した測位補正情報や利用可否の情報などを測位信号と併せて放送し、高精度で信頼性の高い測位を可能にすることです(GPS補強)。また、独自に設計した測位信号の放送や、測位精度を高めるために必要な実験機器を搭載して軌道上実験を行い、将来の衛星測位システムに必要な技術を修得します。
衛星測位システムは、これまで測地・測量やカーナビなど幅広い分野に利用され、私たちの生活に無くてはならないものになっています。準天頂衛星を利用した高精度測位実験システムの研究により、将来の衛星測位システムの利用の更なる拡大につなげていきたいと考えています。
 
 JAXA:準天頂衛星初号機の愛称が「みちびき」
 


 

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