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May 22, 2004 space
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「はやぶさ」星の王子さまに会いに行きませんか ?「イトカワ」へ「ミネルバ」を投下

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2002年の5月に募集されていた『星の王子さまに会いに行きませんか』キャンペーンに応募しました。その内容とは・・・探査機「はやぶさ」が「イトカワ」へ向かい、ミネルバを投下、地球圏外天体からのサンプルリターンは、成功すれば世界で初めてとなる。

itokawa_target01.jpg
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 『日本惑星協会』が企画して募集したこのキャンペーンは、小惑星の組成分を地球へ持って帰ると言う目的と同時に応募者88万人の人々の名前を小惑星へ届けるという楽しいミッションも担っています。
 

mineruba01.jpg

 目的の小惑星(1998SF36)は、最近『ITOKAWA(糸川)』と命名され、また小惑星探査衛星「Muses−C」の愛称も後に『はやぶさ』と命名されました。
 
応募者の名前を刻印したソフトボール位の大きさの「ターゲットマーカー」を包むアルミ箔の内側に刻み込まれ、星の上に永遠に残る事になります。 地球外天体に人類の名前が届けられるのは初めての事です。
 
星の王子さまに会いに行きませんか」ミリオンキャンペーンは、2002年5月10日〜7月6日と、その後に追加の要望があって、16日〜22日の間で二次募集していました。
 
その結果、世界149ヶ国から877.490名の登録があり、目標の100万人には届きませんでしたが、宇宙開発と連動したパブリック・キャンペーンとしては史上最高を記録しています。
 
国別では、アメリカが485.543名とさすが先輩の惑星協会(The Plane-
tary Society)の底力をみせ、次が日本で313.455名、以下カナダ、オーストラリア、イギリスの順番でした。
 
 
 ■「はやぶさ」情報・ポータルサイト
 ■小惑星探査機が迎える正念場
 
 
2004.05.19
 2003年5月9日に打ち上げられ、推進のイオンエンジンのテストなど重ねてきようですが、2004年5月19日にいよいよ地球の重力を利用して加速する『地球スウイングバイ』をおこない、小惑星『イトカワ』にむかいます。
 
この『地球スウイングバイ』は2004年5/19午後3時22分頃で、その時の「はやぶさ」は、東太平洋の3700km上空を通過します。
 
 無事に旅立ってくれる事を祈っています!
 
 2004.05.22<小惑星探査機>「はやぶさ」スイングバイ成功
 
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は20日、小惑星「イトカワ」を目指している探査機「はやぶさ」のスイングバイに成功したと発表した。JAXAによると、はやぶさは19日午後3時23分、米ハワイ諸島の上空約4000キロまで接近した後、秒速34キロに加速しながら方向を変えて小惑星へのだ円軌道に乗った。20日未明の観測で順調に航行していることが確認できた。
 
はやぶさの新方式の「イオンエンジン」はキセノンをイオンにし、高速で噴射させる。ヒドラジンを燃やす従来の化学エンジンに比べると、燃費が格段にいい。
 
05年夏には約3億キロ離れたイトカワに到着し、地表の石を砕いて持ち帰る世界初の「サンプルリターン」に挑む。
 
 
 探査機「はやぶさ」が「イトカワ」の撮影に成功 JAXA

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、小惑星「イトカワ」を目指して飛んでいる探査機「はやぶさ」が、「イトカワ」の撮影に成功したと発表した。先月29日から今月12日にかけ、星の位置から探査機の姿勢を計算する装置で写した。
 
「はやぶさ」は03年5月に打ち上げられた。長径約500メートルの「イトカワ」に着陸して地表のサンプルを取り、地球に持ち帰ることなどが目的だ。現在は「イトカワ」から約3万キロの位置にあり、時速約137キロで接近している。来月中旬に到達し、07年7月ごろに地球に帰還する予定。
 
JAXAは「はやぶさ」の姿勢制御装置3基のうち、1基が故障したと明らかにした。先月31日に判明したが当初から2基での運用も想定しており、観測に支障はないという。
 
 
 「はやぶさ」装置、また1台故障 残り1台に
 
 世界で初めて小惑星の岩石を採取するため飛行している宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」で、姿勢制御装置1台が故障したことが、4日明らかになった。装置は3台あったが、今年7月に別の1台が故障しており、機能する装置は残り1台となった。JAXAは「想定外の故障だが、装置を動かすソフトを調整するなど、飛行続行に向けて全力を挙げたい」と話している。
 
故障は3日朝、探査機の機器のチェックで判明した。「はやぶさ」は、イオンエンジンによって、少ない燃料で長距離を飛行する仕組みになっているが、故障した装置は燃料消費を抑える飛行に欠かせないという。JAXAは7月に1台が故障した際、「装置は2台あれば問題ない」としてきた。
 
プロジェクトのリーダーの川口淳一郎・宇宙科学研究本部教授は「1台の姿勢制御装置でも、技術的には飛行継続は可能だ。上空からの小惑星観測や岩石採取は、現状でも問題なく行えると考える。地球へ戻る態勢に入る約1カ月かけて、この1台を最大限生かす方法を検討したい」と話している。

 「はやぶさ」は現在、目的の小惑星「イトカワ」の上空、約7キロで観測を続けている。
 
 
mineruba03.jpg 「はやぶさ」サンプル採取の日程決まる!

 探査機「はやぶさ」は、この9/12に目標とする小惑星イトカワの手前約20劼謀着し、その後約3劼泙嚢濂爾靴覆ら、イトカワの科学観測を行ってきました。
 
そして、いよいよ、11月に予定していた降下を次のように実施すると、JAXAの「宇宙ニュース」で10/27に発表されました。

 http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1027.shtml

  実施予定日と内容は、

 (1)11月4日(金) リハーサル降下
    この時に88万人の名前を載せたターゲットマーカーと、
    ミニロボットのミネルバ(イトカワの地表をジャンプしながら調査する)を投下。
 (2)11月12日(土)第1回着陸・資料採取
 (3)11月25日(金)第2回着陸・資料採取

というわけで、11/4に「星の王子さまに会いに行きませんか」キャンペーンで世界中から集まった88万人の名前が小惑星「イトカワ」に着陸することになりました。

打上げから2年半、待ちに待った日がやってきます。世界初の快挙です。
 
 
 
 探査機「はやぶさ」、小惑星に接近開始…世界初
 
022a.jpg 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が4日午前4時、地球から約3億キロ・メートル離れた小惑星「イトカワ」(長軸540メートル)への接近を開始した。午後、小惑星まで30メートルという近距離に世界で初めて迫り、一般から募った88万人分の署名を収納した金属球「ターゲットマーカー」と、地表探索用ロボット「ミネルバ」を小惑星の表面に投下する。
 
はやぶさは2003年に打ち上げられた。今月12、25日の2回、イトカワへ着地し、岩石の破片を採取して地球に持ち帰るという野心的な任務に挑む。4日は、待機していた約3キロの距離から、毎秒10センチという超低速で接近している。
 
ターゲットマーカーは、着地の際の目印になる。また、ミネルバはカメラを搭載しており、5日には、宇宙探査史上初となる小惑星表面からの画像が送られてくる見込みだ。
 
 
 探査機「はやぶさ」、小惑星への着陸リハーサルを中止
 
 宇宙航空研究開発機構は4日、小惑星「イトカワ」を観測している探査機「はやぶさ」が予定していた着陸のリハーサルを、途中で中止したと発表した。この日にイトカワへ約30メートルまで接近することにしていたが、上空700メートル付近で軌道がずれたために、再び上昇させる指令を出した。今後、データを分析し、新たなリハーサルや着陸の日程を決める。
 
宇宙機構によると、はやぶさは同日午前4時ごろから、イトカワへの降下を開始した。しかし、700メートル付近まで下りた午後0時半ごろ、自動的に姿勢を変えてしまい、予定軌道からずれた。
 
はやぶさは、イトカワ表面の明るい部分を目標に、自律的に接近する仕組みを持つ。岩が予想以上に多くて表面がでこぼこだったため、目標となる部分を複数感知して混乱した可能性が高いという。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「予想はしていたが、実際に接近しないとわからなかった」と話した。
 
他の通信、観測機器は正常で、この日の問題に対策を施せば、再挑戦に支障はないとみられる。
 
 
 探査機「はやぶさ」の影
 
 20051110-itokawa.jpg
 
 小惑星「イトカワ」の地表に見える探査機「はやぶさ」自体の影(円内)。本体の両脇に太陽電池パドルを広げた形が分かる。はやぶさが9日の降下時、高度約180メートルから撮影した(宇宙航空研究開発機構提供)
 
 
 「ミネルバ」を投下、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」へ
 
 探査機「はやぶさ」が降下中に撮影した小惑星「イトカワ」の写真。はやぶさ自体の影(円内)が写っている。はやぶさは、日本初の探査ロボット「ミネルバ」を投下した。順調にいけば、19日と25日に、「はやぶさ」をイトカワに着陸させ、岩石を採取する予定。
 

20051112_hayabusa.jpg

 
 
  
「ミネルバ」は、探査機「はやぶさ」に搭載された探査ロボットで、小惑星に無事着陸すれば世界初。ミニサイズのミネルバは約1日半、跳びはねながら写真撮影を行う予定。日本の将来の月・惑星探査の基礎になると期待される。
 
20051112itokawa.jpg

ミネルバは、600グラムにも満たない小さな探査ロボットですが、3台の小型カラーカメラが搭載されていて、小惑星表面の特徴を調べることができます。
 
カメラはミネルバの側面の高さ5センチメートルのところにあり、2台を使い10センチメートルから50センチメートルの距離をステレオ視で観察します。着陸地点表面の詳細な様子を撮像します。もう1台は、反対側にあり遠方に焦点が合うカメラです。ホッピングで移動中に、イトカワ表面を撮像することを目指しています。
 

11_05_j.png

 
はやぶさ搭載カメラの解像度は、全球観測では最高30センチメートルでした。表面に接近したときの解像度は1−2センチメートルです。これに対して、ミネルバのカメラは、10センチメートル程度の距離では1ミリメートルを切る解像度があります。そのため、岩石そのものだけではなく、構成している鉱物まで観察することが可能です。また、イトカワの表面を覆っているレゴリス粒子のサイズを調べることも、大きな目的です。
 
ミネルバの上面と下面から突き出ているピンのなかで6本には、温度センサーが組み込まれていて、イトカワ表面の温度を測定します。温度変化から、表面の物質が砂なのか、熱容量の大きい岩石なのか、調べることが可能です。
 
 
 探査機「はやぶさ」、投下したロボットが行方不明
 
 地球から約2億9000万キロ離れた小惑星「イトカワ」の観測を続けている宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は12日午後3時半ごろ、イトカワへ小型探査ロボット「ミネルバ」を投下したが、イトカワ表面には到達せず、行方不明になった。

宇宙機構によると、ミネルバは高さ10センチ、重さ約600グラムの円筒形をした手のひらサイズのロボット。本来、はやぶさがイトカワまで約60メートルの距離で分離、投下する予定だったが、地上からの分離指令が届いた時、はやぶさは予想以上に高い約200メートルの位置にいた。
 
はやぶさは上昇中で、想定よりわずかに速い速度でミネルバを放出、地球の10万分の1ほどしかないイトカワの重力につかまらなかった模様だ。はやぶさとの通信は一部維持されており、イトカワの付近に漂っているらしい。人工衛星になっている可能性もある。ミネルバからのデータが地上まで届くのは13日夜以降で、宇宙機構はデータを解析して行方を探すことにしている。

 
 探査機はやぶさ、イトカワに向け降下
 
 宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」は19日夜、小惑星「イトカワ」に着陸するための降下を始めた。表面に着陸して、砂や岩の破片などの試料を採取することが目的だ。順調に行けば、20日午前6時ごろ着陸する見通しだ。はやぶさは姿勢制御装置の故障などを抱えながら、最大の任務に挑む。
 

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はやぶさはイトカワまで約2キロの位置から徐々に接近を開始。着陸予定地点は、岩が比較的少ない「ミューゼスの海」と呼ばれる場所だ。
 
高度約40メートルまで達すると、着陸の目印として、約88万人の名前が書かれたターゲットマーカーを落とす。着陸は1秒ほどで、表面に細長い試料採取装置を接触させて金属球を撃ち込み、舞い上がる物質を採取する。
 
はやぶさは、機器の故障で細かい姿勢制御が難しい状況にある。軌道が予定より大幅にずれるなどして、危険と判断される場合には、降下を中断して上昇する可能性もある。着陸の予定は25日にも設定されている。
 
 
 探査機「はやぶさ」、小惑星「イトカワ」へ接近開始
 
 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)の探査機「はやぶさ」は19日夜、地球から約2億9000万キロ離れた小惑星イトカワに向けて降下を始めた。順調なら20日午前6時ごろ着陸し、世界初の小惑星からの岩石採取に挑戦する。日本が地球以外の天体に機器を着陸させるのも初めてとなる。
 
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はやぶさは20日午前零時20分現在、小惑星から約810メートルの高度から秒速約3センチのゆっくりした速度で降下している。
 
宇宙機構は20日午前5時ごろ、降下を続けて問題ないかどうかを判断し、その後は組み込まれたプログラムに沿ってはやぶさ自体が姿勢や距離など状況を把握。小惑星にレーザーを照射して高度を測り、途中で投下した目印の反射板付きボールをカメラでとらえて自らの姿勢を確かめながら降下する。
 
はやぶさはイトカワ上空990メートルから秒速3センチで接近。高度40メートル付近で、着地点の目印として、149か国88万人の名前を刻んだ金属球(直径10センチ)を投下する。
 
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着地は20日午前6時ごろの見込み。着地と同時に、メガホンのような形の装置で地表の岩石や砂ぼこりを集め、上昇する。
 
これまでに地球以外の天体から持ち帰った試料は、米アポロ計画での「月の石」しかない。だが、惑星や月などは、重力の影響や地殻変動で、太陽系が誕生した約46億年前の姿をとどめていない。小惑星の岩石には、太陽系の起源に迫る当時の情報が化石のように保存されており、科学的な価値は高い。
 
採取した岩石は、2年後に、はやぶさが地球に届ける計画。ナゾに包まれた太陽系の起源に迫る世界的に貴重な試料になる。
 
 
 探査機「はやぶさ」金属球「ターゲットマーカー」投下成功、しかし着地できず?25日に再挑戦へ

20051120hayabusa01.jpg 宇宙航空研究開発機構は20日、「探査機はやぶさは小惑星イトカワに着地しなかった可能性が高い」と発表した。
 
はやぶさは同日朝、地球から3億キロ・メートル離れたイトカワへの着地と岩石採取に挑んだが、高度約10メートルまでしか降下できなかった。同機構は原因究明を急ぎ、25日の再挑戦を目指す。
 

 19日夜にイトカワへの接近を開始したはやぶさは、20日午前5時46分、高度40メートルから約88万人の名前を刻んだ金属球「ターゲットマーカー」を着陸の目印として投下。目標地点の「ミューゼス海」に着地させた。

 
その後も降下を続けたが、上空10メートル付近から高度データが変化しなくなった。機体が地表に沿うように横滑りしたとみられる。故障した姿勢制御装置の役割を微調整のきかない小型ジェットに代用させているため、機体に予想外の力が加わった可能性があるという。
 
ところが10メートル付近まで降下して、はやぶさはとどまったままとなった。長く太陽の当たった表面近くにいて機体の一部が100度近くまで熱せられたため、宇宙機構は悪影響を心配し、上昇の指令を出した。
 
このころから午前9時過ぎまで、地上との通信ができなくなった。着陸直前に姿勢を崩したなどの理由で、通信機能を犠牲にしても電力確保を最優先する安全態勢モードになったためだ。
 
この間、はやぶさが着陸したかどうか、通信回復後にデータを調べたところ、試料採取装置が表面に触れた記録はなく、着陸と試料採取はできなかったとみられる。機体が岩などに接触した可能性はあるという。
 
機構は、緊急退避させるため上昇指令を送信、はやぶさ自身も自動制御装置により危険を検知して上昇を始めた。20日夜現在、イトカワから約100キロまで遠ざかっている。同機構は、軌道修正を試みるとともに、緊急退避に伴い休止した機器の復旧を急いでいる。
 
 
 <はやぶさ>20日イトカワに着陸していた。岩石採取できたかも・・

hayabusa20051123021.jpg 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、人類初の小惑星への着陸、岩石採取を目指していた探査機はやぶさが20日午前6時10分ごろ、地球から約3億キロ離れた小惑星イトカワへ着陸していた、と発表した。
 
小惑星に探査機を着陸させたのは世界初の快挙となる。しかし、着陸直前はやぶさは障害物を検知して姿勢が乱れたため、最大の目的とした岩石採取のための装置は働かなかったという。
 
 

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 小惑星イトカワ上に映った探査機「はやぶさ」の影と、投下されたターゲットマーカー(円内)=宇宙機構提供。 JAXAは、当初、「着陸には至らなかった」と発表していたが、その後のデータの解析で、着陸が確認された。
 
はやぶさは、JAXAの交信が約3時間にわたって途絶えた上、はやぶさが姿勢制御を優先する安全モードに入ったため、22〜23日にようやく着陸前後のデータが届いた。その結果、はやぶさは、イトカワ表面に20日午前6時10分前に着地、その後、2度バウンドした後、午前6時35分ごろから約30分にわたってイトカワ表面にとどまったとみられる。はやぶさはセンサーで地表に何らかの障害物を検出して採取作業を断念、そのときに離脱するよりも着陸の方が安全と自分で判断していたという。
 
 その後、地球からの上昇の指令をキャッチし、急上昇したという。
 
着陸の際、秒速約10センチで衝突しており、舞い上がったイトカワ表面の砂が、機体内の採取カプセルに入った可能性もあるという。
 
 JAXAでは機器の点検をして、岩石採取再挑戦の日程を決める予定。
 
 
 探査機はやぶさ降下を開始 けさ着陸、岩石採取へ
 
 宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)の探査機「はやぶさ」は25日午後10時、地球から約2億9000万キロ離れた小惑星イトカワに着陸して岩石を採取するため、最後の降下を始めた。着陸は26日午前7時ごろの見通し。
 
はやぶさは20日の挑戦で約30分小惑星表面にとどまり、日本の機器として初めて他の天体への着陸を果たした。世界初の小惑星着陸後の離陸にも成功したが、世界初の小惑星からの岩石採取はできなかった。
 
宇宙機構によると、はやぶさは25日午後10時現在、高度約1・8キロから毎秒6センチでゆっくりとイトカワに接近中。26日午前6時ごろ、降下を続けるかどうかを判断し、その後ははやぶさ自らが組み込まれたプログラムに沿って姿勢や距離など状況を把握。途中で投下した反射板付きボールをカメラでとらえて着地点を確かめ、レーザーで高度を測りながら降下する。ボールは残り1個で、投下すると後がない。
 
 
 「やった」…はやぶさ再着陸、岩石の採取
 
 日本の小さな探査機はやぶさが26日、3億キロかなたで大仕事をやってのけた。宇宙航空研究開発機構(宇宙機構)の探査機「はやぶさ」が26日朝、小惑星「イトカワ」に再着陸した。宇宙機構は岩石採取装置の作動も確認、「岩石採取に成功した可能性が高い」と発表した。
 
 
20051126hayabusa001.jpg 小惑星に再着陸し、岩石の採取に挑むという、世界に例のない離れ業。打ち上げから2年半余り、はやぶさを見守ってきた宇宙航空研究開発機構の研究者たちの間には、成功を確信した瞬間、笑顔と歓声があふれた。月以外の天体から岩石試料が地球へ持ち帰られた例はなく、小惑星の岩石採取の試みは世界で初めて。イトカワから離陸したはやぶさは、12月に地球への帰途に就き、2007年6月に帰還する予定だ。

はやぶさは25日夜、イトカワに向けてゆっくり接近を開始。垂直降下中、約88万人の名前を刻んだ金属球「ターゲットマーカー」をイトカワの地表面に見つけた。20日の初着陸の際、投下したもので、今回もこれを目印にした。
 
26日午前7時過ぎ、はやぶさが着陸態勢に入り、地上との通信が制約される時間帯に入った。息詰まる管制室。その緊張が解けたのは、8時40分ごろ。通信が全面回復し、管制室の画面に「WCT」という表示が現れた。岩石採取装置の作動を示す。「やった」「すごいね」。研究者たちの喜びは、インターネットを通じた管制室の中継で、世界中に伝わった。
 
26日午前7時すぎ、イトカワに着地。同時に、長さ約1メートルのメガホン型の採取装置から金属弾(重さ約5グラム)を発射し、直後に上昇したとみられる。岩石採取は、金属弾の着弾で舞い上がった岩石のかけらや砂ぼこりを、装置が取り込み、奥のカプセルに収める仕組み。20日の初着陸時は起動しなかったが、今回は正常に働いたことが確認された。
 
米航空宇宙局とは比較にならないほど小さく、人員も少ない同機構宇宙科学研究本部(神奈川県相模原市)にとって、この1週間はまさに総力戦だった。
 
20日の初挑戦では、着陸寸前に異常が発生。岩石を採取できないまま、灼熱(しゃくねつ)の地表に30分以上とどまった揚げ句、緊急退避によって100キロも遠ざかるという予想外の結果に終わった。
 
再着陸のチャンスは25〜26日しかない。「高熱で機器が壊れていないか」「燃料が足りるか」――。管制室に詰めた研究者たちは、探査機の“体調”を気遣いながら、寝る間を惜しんで再挑戦の準備にあたった。
 
 
 総力戦の成果が地球へ戻ってくるまで約1年半、管制チームの戦いは続く。
 
 
はやぶさ大役、星の旅 日本の得意技術が結実
 
 探査機「はやぶさ」が、日本の宇宙開発の歴史に新たな一ページを刻んだ。宇宙航空研究開発機構は26日夕、地球から3億キロ離れた小惑星イトカワへの着陸に再び成功したことを正式に発表し、表面からの試料採取も「ほぼ確実」とした。ロボットにも使われる日本の得意技術が実を結んだ。プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「大きな山を越えた。目標の8割を達成できた」と話した。
 
はやぶさは25日午後10時ごろ、イトカワへ向けて降下を始めた。着陸予定地点は20日に着陸の目印に使うターゲットマーカーを投下した場所に近い。宇宙機構は、別のマーカーを投下すると、はやぶさが二つの目印を見て混乱すると判断。急きょ、マーカーなしで降下させることにした。
 
26日午前7時前、高度54メートルではやぶさは表面にあったマーカーを認識。午前7時ごろ着陸を果たし、その後、予定通り上昇した。臨機応変な対応がうまくいき、川口教授は「選択の正しさが証明された」と記者会見で振り返った。
 
はやぶさは練習も含めてイトカワへ6回近づいては離れたが、トラブルが絶えなかった。20日の着陸時には試料採取できなかった。一筋縄ではいかない惑星探査の難しさを浮き彫りにした。
 
「イトカワから正常に離れたのは、今日が初めてでした」。川口教授が会見の中で小さく笑みを浮かべて言うと、笑いが起こった。
 
同席した井上一・宇宙科学研究本部長は「宇宙機構は最近、失敗が続き、後ろ向きの話が多かった。この成功は、日本の宇宙開発の追い風になる」と喜んだ。
 
はやぶさには五つの使命があった。(1)低燃費のイオンエンジンで長距離を航行(2)惑星の重力を利用して加速(3)探査機の判断で、小惑星に接近、着陸(4)小惑星で試料採取(5)地球への試料回収。どれも将来の惑星探査に欠かせない技術を実験、獲得するのが目的で26日までに(1)〜(4)が達成できた。
 
なかでも、探査機自らの判断で危険を回避するなど、自律技術が実用レベルに達した意義は大きい。イトカワのように遠い天体では、通信に時間がかかり、地球からの指示を待っていては、間に合わないことも起こるからだ。
 
「目」にあたるセンサーの性能と「頭脳」にあたるプログラムの組み合わせは、ロボット技術にも使われる日本の得意技だ。今回は新たに宇宙空間で、その技術力の高さを証明した。
 
京都大の土屋和雄教授(宇宙工学)は「世界初の本格的運用となったイオンエンジンや微小重力での試料採取法など、日本独自の技術の組み合わせが、大きな成果を生んだ。21世紀の宇宙科学のフロンティアになるだろう」と評価した。
 
はやぶさは、12月上旬に地球への帰路につく。現在の距離は約3億キロ。直線的には帰れないため、約10億キロを化学エンジンで姿勢制御しつつ、効率的なイオンエンジンを使って飛行する。
 
ただ、はやぶさはイトカワから離陸後に化学エンジンのジェット噴射装置の一部で異常が見つかった。トラブル続きでその燃料もかなり減っており、燃料不足などの事態が起これば帰還できない恐れも出てくる。川口教授は「帰路は燃料を節約した厳しい運用が求められる」と言い、具体的な方策を早急に検討する。
 
はやぶさが地球に帰還するのは07年6月。月の軌道あたりの距離から、試料が入った直径40センチの小型カプセルを分離する。カプセルはパラシュートでオーストラリアの砂漠に軟着陸し、発する信号を元に回収される。
 
田近英一・東京大助教授(地球惑星科学)は「小惑星は惑星を形作る材料と考えられるが、今回、それを生で手に入れたようなもの。アポロが持ち帰った月の石に匹敵する成果だ。宇宙線などにさらされた小惑星の表面では、我々が知らない有機物が見つかる可能性もある」と、1年半先の回収に期待を寄せる。

はやぶさ、金属弾発射せず…岩石採取出来なかった?

 宇宙航空研究開発機構は7日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から岩石採取する際に打ち込む金属弾が発射されなかった可能性が高い、と発表した。
 
20051207hayabusa01.jpg

 岩石採取が出来なった可能性が高まった。

当初は岩石採取に成功した可能性が高いとしていた。しかし、はやぶさから送られてきたデータを解析したところ、イトカワ表面に打ち込む金属弾が発射されていなかった可能性が高いことがわかった。

はやぶさは、イトカワに着陸後、金属弾を打ち込み、舞い上がった岩石のかけらや砂ぼこりを取り込むはずだった。

 はやぶさは現在、イトカワを離れ、地球に向かっている。
 
 
はやぶさ、イトカワ出発を延期 地球帰還は3年遅れも
 
 宇宙航空研究開発機構は小惑星イトカワへ着陸した探査機「はやぶさ」について、予定していた今月中旬の出発を断念する方針を固めた。
 
11月末に発生した燃料漏れなどの異常が復旧しないためで、時間をかけて対策を探る。新たな出発時期は来年秋以降を想定し、07年6月としてきた地球周辺への帰還は10年ごろになる見込み。飛行時間が延びて、その間に機器が故障する可能性などは高まるため、地球帰還が難しくなる恐れもある。
 
はやぶさは11月26日に2度目の着陸をした直後、姿勢制御に使っていた化学エンジンのジェット噴射機構が故障した。その後はイトカワの近くで並走しているものの姿勢が安定せず、地上との通信も途切れがちな状態が続いている。姿勢を整える試みは失敗を続けており、化学エンジンの燃料が漏れ、外に噴き出している可能性が高い。
 
地球との位置関係から、はやぶさは今月中旬には地球へ向けて出発する必要があった。現時点で故障の原因を明確には突き止められておらず、早急に対策を講じるのは難しいと判断した。
 
地球への効率的な帰還を考えると、来秋以降の出発が適当だという。ただ、帰還が遅れるほど、宇宙線などによる悪影響を受けることは避けられない。
 
はやぶさは11月にイトカワ表面に2度にわたって着陸。試料採取については、採取装置が正常に動かなかった可能性が高いが、宇宙機構は「試料が自然に回収箱に入った可能性がある」として地球帰還を目指す方針は変えていない。
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、復旧に向けて作業を行っていた探査機「はやぶさ」について、予定されていた2007年6月の地球への帰還が難しくなったことを公表した。今後は、3年延期した2010年6月の帰還を目指すという。はやぶさは先月26日に行われた2回目の着陸後、上昇時に推進系のトラブルを発生。12月上旬のイトカワ離脱に向けて復旧の努力が続けられていたが、今月9日以降、運用ができない状態になっていた。
  
はやぶさにはヒドラジンを燃料とするスラスタ(小型のエンジン)がA・Bの2系統装備されており、それぞれ独立して3軸の姿勢制御を行うことが可能。11月26日に問題となったのはB系と見られ、ここでヒドラジンのリークが発生、止めるためにA・B両系統の遮断弁を閉鎖した。その後2日には再起動が試みられたが、小さな推力が確認できたのみで、両系統とも現在まで復旧には至っていない。
 
本来であればリアクションホイールが姿勢制御を行うべきだが、すでに報じられたように、3軸中の2軸までが故障。そのため、化学エンジン(ヒドラジンスラスタ)と併用して、はやぶさは姿勢制御を行っていた。これも失い、川口プロジェクトマネージャが「重傷患者」と表現するほど満身創痍のはやぶさだったが、3日には、緊急的にイオンエンジン用のキセノンガスを噴射することを決定、4日に動作させている。
 
その結果、5日には姿勢も改善され、ミディアムゲインアンテナでの通信が可能になるまで復旧。256bpsでの通信速度でテレメータ情報のダウンロードも開始されたが、今回の発表によれば、その後8日になって突然、受信レベルの低下とレンジレートの大きな変化を観測。9日からは、全てのアンテナでの通信が行えない状態になっているという。これは、リークして機体内部に留まっていたガスが、外部に噴出したことによる姿勢異常が原因と考えられ、現在、はやぶさはコマのように首を振ったスピン運動(コーニング運動)になっているものと推測されている。
 
通信の復旧には、まず指向性の高いミディアムゲインアンテナから指向性の低いローゲインアンテナに切り替える必要がある。しかし、はやぶさはコーニング運動のため地上からの指令が正常に受信できていない可能性が高く、14日現在、はやぶさからの通信は途絶えたままだ。
 
はやぶさのアンテナは「60〜70度はカバーできる」(川口プロマネ)とのことで、大まかにでも地球の方向を向けば、その指令が届くようになると見られる。はやぶさは受動的に安定になるよう設計されているので、新たなガスの噴射さえなければ、いずれはZ軸まわりのスピン運動に収束する。現在はそれを待っている状態であり、今後1年間程度に渡り、"救出運用"を継続するという。
 
ただし、スピン運動に収束したとき、Z軸がどちらの方向を向くのかという点に不確定要素が残る。例えば太陽と反対では電力が発生できず、地球の方角でなければ交信はできない。ただJAXAの解析によると、2007年3月までの間にそれらが復旧の条件を満たすのは「60〜70%の確率」(川口プロマネ)ということで、それに期待して延期を決めた形だ。
 
すでに新たな軌道案も検討されており、2007年2月にイトカワ軌道を離脱し、2010年6月に帰還させる軌道計画案も公開。帰還までの飛行時間が長くなり、別の機器の故障を招く可能性はあるものの(はやぶさの設計寿命は4年程度)、この時点で帰還するためのキセノンは「十分余裕がある」(川口プロマネ)という。
 

hayabusa20051214.jpg

■2007年2月にイトカワ軌道を離脱し、2010年6月に帰還させる軌道計画案。青がイトカワで、赤がはやぶさの軌道。太陽と地球を固定させた図になるので、実際の軌道とは見た目が異なる(提供:ISAS/JAXA)
 
ちなみにはやぶさは、もし電源が完全に落ちてしまっても、再び太陽電池パドルに日光が当たって電力が供給されれば、再起動が可能だ。これまでにも、度重なるトラブルを乗り越えてきたはやぶさ。「はやぶさ」が「不死鳥」となるか、しばらく時間はかかりそうだが、見守りたい。
 
 
「はやぶさ」関連記事>>http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/relate.shtml
■ 記事及び画像は、「提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)」
 
 
 『星の王子さまに会いに行きませんか』キャンペーンとは? 
 

 世界初!星にあなたの名前が着陸する!!
 
 2002年11月−12月、宇宙科学研究所は、鹿児島県内之浦町にあるロケット基地から、M-Vロケットの5号機を打ち上げます。その先端には、世界で初めて可愛らしい小惑星からのサンプル・リターン技術に挑む工学実験探査機「ミューゼスC」が搭載されます。
 
日本惑星協会は、多くの仲間たちとともに、世界の太陽系探査を新たな段階に引き上げようとするこの野心的な挑戦を応援します。その一環として、日本の津々浦々は勿論のこと、世界中の皆さんの名前を送っていただき、それらをすべて「ミューゼスC」に載せて目標の小惑星までの旅をする「ミリオン・キャンペーン:星の王子さまに会いに行きませんか」を企画しました。
 
名前を送っていただく方法は、ホームページよりご応募下さい。キャンペーンの名称どおり100万人を目標にしていますが、100万人を超えても必ず応募された方全員の名前を小惑星まで運びます。
 

 
 このミッションの証拠の画像を掲載した記念のポスターが出来上がりました。
 
hoshi_no_ouji01.jpg

 
皆さんの名前を搭載したターゲットマーカーが、見事、小惑星『イトカワ』に着地した証拠の画像を載せた記念のポスターが完成しました。 もちろんターゲットマーカーも写っています。
 
星の王子さまに会いに行きませんか
 
 小惑星、衝突破片集まりラッコ形に=内部はすかすか、表面に巨岩や砂利−小惑星「イトカワ」
 
小惑星「イトカワ」は、天体同士の衝突で生じた小さな破片が集まってラッコ形になった可能性が高いことが分かった。探査機「はやぶさ」が昨年11月に着地するまでに行った詳細な観測の分析成果を、宇宙航空研究開発機構の藤原顕教授や会津大の出村裕英講師らが2日付の米科学誌サイエンスに発表した。
 
機構によると、小惑星イトカワの岩石は地球に落下する隕石(いんせき)「普通コンドライト」と同じで、密度は1立方センチで3.2グラム。しかし、はやぶさにかかった重力から割り出した質量と体積で計算した小惑星全体の密度は1.9グラムしかなく、約40%程度のすき間があると推察されたという。
 
1998年に地球と火星の間で発見され、日本のロケットの父、故糸川英夫博士にちなみ命名されたイトカワは、長さ535メートル、直径が最大294メートル。質量は3510万トンで密度が1立方センチ当たり1.9グラムと低く、内部のすき間は全体の4割もあった。
 
太陽系は約46億年前に誕生し、小惑星や地球などの惑星はちりやガスが集合と衝突を繰り返して形成されたと考えられている。望遠鏡の観測では、破片の集合体と推定される小惑星が見つかっているが、探査機調査で確認されたのは初めて。
 
イトカワには巨大な岩石が多い地域と滑らかな地域がある。初着地の直前、高度63メートルから撮影した小惑星としては最も精密な画像では、滑らかな部分は数センチの砂利で覆われていた。
 
地球の5.5グラムや火星の3.8グラムと比べても圧倒的に軽く、米航空宇宙局(NASA)が探査機で観測した小惑星エロスの2.4グラムよりも軽かった。

 
 「はやぶさ」自由部門 星雲賞受賞
 
 受賞の理由として、「数々のトラブルに対し、その都度的確な対応でミッションを継続し、また、広く世界にその成果を知らしめたことに対して、心よりの讃辞と共に。日本の惑星間探査機の達成した数々の成果に対して」ということだ。

星雲賞と言えば、主にSF文学賞。1970年に、日本作品では、第1回が『霊長類 南へ』で、筒井康隆氏、2回が『継ぐのは誰か』で小松左京氏など、そうそうたるメンバーが受賞している。SFファンの投票による賞だが、近年は小説部門だけでなくメディアや、自由部門も設けられている。なお、今週末公開の『日本沈没』は、1974年の第5回星雲賞を受賞している。

何かと世知辛いこの世だが、今この瞬間にも、3億キロの旅を続けている「はやぶさ」に思いをはせると、地球の出来事が小さく見えないだろうか。


 
 探査機はやぶさ:試料容器の収納成功 10年の帰還目指す
 
 小惑星着陸後に燃料漏れを起こした日本の探査機「はやぶさ」が、帰還用カプセルに試料採取容器を移すことに成功、地球帰還への準備が整った。やり直しのきかない難しい作業だったが、3月末にもイオンエンジンに再点火し、10年6月の帰還を目指すという。
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のはやぶさは05年12月、姿勢制御用の燃料が漏れたことで姿勢を崩して交信が一時途絶。バッテリーが故障していることも分かり、満身創痍(そうい)の状態だった。
 
JAXAはイオンエンジン用燃料のキセノンガスを使って姿勢を制御。太陽光を利用してガスを節約したうえ、発火の恐れもあるバッテリーの充電を慎重に進めた。
 
1月17日からは、帰還に向けての最大関門になるカプセルの移動に着手。凍結した部品を温めたうえ、温度と機体の姿勢を一定に保ちながら作業。探査機内の試料採取容器をカプセル内部に移動させ収納、カプセルのふたを閉めることに成功した。
 
チームの川口淳一郎・JAXA教授は「イオンエンジンの運転を始めると、姿勢制御にキセノンガスが使えなくなる。今後も姿勢制御のために新たな試みが必要となるが、全力で飛行を続けさせたい」と話している。
 
はやぶさは1月30日現在、地球から約7000万キロ離れたイトカワ上空を飛行中。イトカワに着陸した際、舞い上がった表面の砂が採取容器に入った可能性がある。

 
 小惑星「イトカワ」、表面全域で地滑り…探査機画像で判明

 火星の軌道近くで太陽のまわりを回っている小惑星「イトカワ」は、その表面全域にわたって地滑りを起こしていることがわかった。
 
東京大と宇宙航空研究開発機構が、2005年末にイトカワに着陸した探査機「はやぶさ」の撮影画像から明らかにした。

小さなイトカワに別の小天体が何度も衝突して全体が揺さぶられたことが原因とみられ、小惑星の成り立ちを解く手がかりになるという。米科学誌サイエンス電子版で発表した。

俵のような形の岩が転がるとき、岩は斜面に対して横に寝て回転しながら落ちる。この考え方をもとにイトカワの地表画像を解析すると、ほぼすべての岩や砂利が傾斜を転がり落ちたように横倒しになって並んでおり、地滑りを起こしていることがわかった。粒が小さい砂利になるほど、より低い場所に集まっていた。

東大総合研究博物館の宮本英昭准教授は「小天体の衝突で全体が揺さぶられて地滑りが起き、同時に砂利や岩がふるいにかけられたようになって粒がそろったのだろう」と話している。


 
 探査機はやぶさ、航行用エンジンに不具合 宇宙機構

 宇宙航空研究開発機構は24日、小惑星イトカワへの着陸後、地球帰還を目指している探査機「はやぶさ」について、長距離航行用のイオンエンジンに不具合が発生し、一部の運転を停止したと発表した。4台あるエンジンのうち正常に運転しているのは1台のみとなった。10年6月の地球帰還は可能というが、不安要因が増えたことになる。

宇宙機構によると、今月20日、試験運転中だった1台のエンジンで電圧が上がる異常が発生した。原因は不明で、運転を中止した。今後しばらくはエンジン1台だけを運転して、地球へ向けて飛行する予定という。

エンジン担当の國中均教授によると、動作が安定せず、これまで使っていなかったほかの2台のエンジンの運転を再開することも検討している。

プロジェクトマネジャーの川口淳一郎教授は「帰還できないと決まったわけではないが、見通しは厳しい」と話した。


 
■JAXA:「はやぶさ」帰還特設サイト
 
はやぶさ 地球に無事帰還し大気圏再突入で燃え尽きた…
小惑星探査機「はやぶさ」2005年5月〜2010年6月 地球帰還を目指す旅を終える
「はやぶさ」星の王子さまに会いに行きませんか ?「イトカワ」へ「ミネルバ」を投下
「ミネルバ」を投下、探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」へ
セレーネ「月に願いを!」キャンペーンが始まりました!
 
■ 記事及び画像は、「提供 宇宙航空研究開発機構(JAXA)」
 

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HOMENews BlogsSpace | May 22, 2004 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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