プリウス・ソーラーカーに進化！太陽光発電を屋根に搭載！

　
　1997年、「21世紀に間に合いました」をキャッチフレーズに、世界初の量産型ハイブリッドカーとして誕生したプリウス。以来、日本国内はもとより世界45ヵ国で“ハイブリッド・フロンティア”のポリシーに共鳴された、たくさんのオーナーの方々に愛され、おかげさまで累計販売台数65万台1を突破しました。
　

　
　トヨタ　ハイブリッド車「プリウス」、太陽光発電を搭載
　
　トヨタ自動車はエンジンとモーターを併用するハイブリッド車「プリウス」に太陽光発電システムを搭載する方針を固めたそうなんです。
　
　来春プリウスを全面改良して、新型車の一部に屋根にソーラーパネルを搭載して発売することにしたそうです。搭載したソーラーパネルで発電・蓄電した電力は、社内のカーエアコン駆動用電源として活用することで、車内で消費する電力をエンジンに付属させた発電機に頼らず、使えるようにすることで発電機の負荷を減らし＝エンジンへの負担を少なくすることで、ガソリンの消費を抑えることが可能になります。
　
　新型のプリウスの中でも、価格の高いタイプにこの太陽光発電システムを搭載することになるようですが、ハリウッド・セレブはプリウスに乗っていることを明言することが、セレブの条件とまで言われる程になっていることからも、価格が高くても環境意識の高い人や車の購入金額だけではなく走行距離や使用年数トータルの中での維持費用を計算して使うことができる人は購入するのでしょう。
　

　
　プリウスの屋根部分に2-5kW発電パネルを設置。
　
　エアコン駆動に必要な2―5キロワットの電気の一部を太陽光でまかなう計画で、ソーラーパネルの重量も気になるところです。トヨタでは現在はデザインに配慮したパネルの設置方法などを検討して、搭載車の生産台数や価格などの詳細も今後詰める段階に入っているようで、パネルは戸建て住宅事業や工場向けで取引実績のある京セラなどから調達する方針としています。
　
　世界の自動車メーカーの中でも、トヨタという最大手が量産車に太陽光システムを搭載するのは初めての試みで、地球温暖化への関心が高まるなか、多様な環境技術を搭載した次世代型自動車として注目を集めそうです。
　
　車のデザインも価値のひとつですが、購入し使われることが車としては必要です。モーターショーのコンセプトモデルではなく、量産車で実現する試みが成功するのか、来春を楽しみに待ちましょう。
　

トヨタ：北米でプリウス生産　中小型車にシフト

　トヨタ自動車は１０日、現在建設中で１０年に稼働を計画している米国のミシシッピ工場で生産する車種を、当初予定の大型車からハイブリッド車「プリウス」に切り替えると発表した。プリウスを現地生産するのは初めて。
　
　低燃費車は需要が急増。「プリウス」は日本からの輸出では対応できない状況が続いていた。
　
　また、既存の大型車用の工場では、８月から３カ月間、一部ラインを生産調整のため休止する。景気低迷やガソリン価格高騰の影響で、米国では大型車販売が激減し、中小型車に人気が移っており、北米での生産体制を抜本的に見直す。

　
　
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