米航空宇宙局(NASA)は19日、火星の無人探査車オポチュニティーが、着陸地点のメリディアニ平原でバスケットボール大の隕石(いんせき)を発見したと発表した。2004年1月24日午後9時5分(米太平洋標準時)に航空宇宙局(NASA)の2つめの探査車『オポチュニティー』は火星に無事着陸、最初の写真撮影にも成功し、25日早朝には、画像を地球に送信してきて、既に1年(地球年換算)活動している。
地球外の惑星に落下した隕石が確認されたのは初めてという。
オポチュニティーの分光装置の成分分析で、隕石は鉄やニッケルを豊富に含む鉄隕石(隕鉄)と判明した。鉄隕石は、地球のようにマントルや中心部の核などの層状構造を持った惑星が破壊され、中心部付近が破片になったと考えられている。
地球では、鉄隕石は比較的少なく、約9割が通常の岩石に似た鉱物でできた石質隕石のため、観測チームでは「これまで火星で見かけた岩石の中に、より多くの石質隕石が含まれていた可能性がある」として、さらに調査を進める方針。
火星だと地球換算で言えば一年はおよそ地球の倍の670日になるので、まだ半年しか活動していないことになるが、火星で既に地球換算で1年近く稼働する探査機の性能には驚く。オポチュニティーに搭載されているハードウェアは、『RAD6000』プロセッサーを搭載したシングルボードのコンピューターで、OSは、『VxWORKS』が搭載されわずか32メガバイトのRAMで稼働している。
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