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January 3, 2008 space
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アショカ・ピュラーとは?:オーパーツ OOPARTS

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アショカ・ピュラーとは?この単語の語源は
 
out of place artifacts
 
つまり「場違いな工芸品」という意味
 
場違いな工芸品とは何か...
 
本来その時代にあること自体があり得ないもの
 
あなたはこれをどう理解するでしょうか?
 

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masyoca.jpg インドの首都ニューデリーのメハラウリにあるクトゥープ・モスク(イスラム寺院)の境内に、はるか古代に建造された不思議な代鉄柱が現在も立っている。直径44cm、高さ6.9mの精錬された鉄で造られたられた柱が、地中に更に2mほど埋もれており、推定重量は6t。頂上には複雑な装飾がつれられ、柱の表面にはサンスクリット語の銘文が刻まれている。


 古代インドの伝説的名王の名にちなむこの通称「アショカ・ピュラー」の大きさと、均整のとれた見事な造りは、それだけでも建造当時の大規模で優れた冶金技術を物語るが、何といってもこの鉄柱を有名にしているのは千数百年以来厚熱とモンスーンなどの強い風雨にさらされながらまるでステンレス銅のように今もって錆が全くつかないのである。


 ステンレス銅はクロームなど鉄との合金だが、科学者の調査では「アショカ・ピュラー」は不純物の多い鉄そのもので、かえってそれだけで錆びやすいはず。だが、事実はその正反対で、こんなことは現代の製鉄技術や鋳造技術を持ってしても不可能なのだ。この謎の鉄柱の建造・鋳造技術には、どんな古代の英知が秘められているのだろうか。


 名前の由来はBC3世紀後半インドに君臨したウショカ王だが実際の建造年代はずっと後代の西暦4世紀頃、インド再統一に成功して栄華を誇ったグプタ王時代とされている、紀元前に史上最初の全土統一を果たした伝説の始祖チャンドラ・グプタを記念して、他の場所に立てられ、後の11世紀にこの地へ移し替えられたものとされている。


 では何故「アショカ・ピュラー」といえば、この王は始祖チャンドラ・グプタがBC4世紀末に現代のアフガニスタンまでを領土とする強大な帝国を建設したマウリヤ朝第3代、最後の王で、戦争の惨禍を深く悲しみ、仏教的政治理念にもとづく平和で豊かな国家建設を目指した。


 そのため仏教徒から理想の王者使と慕われて多くの説話や伝説が生まれ、漢訳仏典では阿育王と記されたことから「阿育王信仰」として中国や日本にも及んでるほどである。アショカ王はその治世中、仏教聖地にたくさんの記念石柱を建立した。現在でも数十其残っており、たいてい表面に王の詔勅が刻まれている。


いずれも砂岩を円柱形に切って美しく磨いた石柱で、高さは10mに達するものもある。柱頭には獅子や聖牛が彫刻され、その下に鳥獣草花が浮き彫りにされている。のが普通である。これらの石柱が本来アショカ・ピュラーで、問題の鉄柱はそれになぞらえい造られ、名づけられたものと思われる。


 厳密に言えば「アショカ・ピュラー」は決して錆びないわけではない。これまでの実験ではサンプルを削り取って湿気にさらされたら錆びが出てきたし、鉄柱の地下の部分はかなり腐食されている。


 そこで1971年、スウェーデンの科学者、王立技術研究員G・ウラスレン博士は、「気候、組成、形状、習慣などいろいろな要素が偶然有利な方向にばかり組み合わされて、運良くこれまで錆びが生じなかったに過ぎない」という偶然作用説を持ち出した。


 例えば現在の地方は空気がいつもよく澄み、乾燥気候であること。鉄柱には多量の燐が含まれ、逆に硫黄の成分が少ないため、表面に酸化鉄(錆)以外の酸化物の保護膜が生じやすいこと。日中の熱が吸収され、雨や露が下まで流れ落ちるまでに急速に蒸発してしまうこと。


 また、人々が常に触れるので、付着した脂肪分が錆びを防いでくれること。更にこの鉄柱の建造当時の空気が、この地方に多数いた牛とその排泄物から発散された科学気体のおかげで今よりもっとアルカリ性だったとしても、鋳造中の鉄に有利にした可能性かせあるとしている。


 しかし、最初の建立地はビハールにしてもムトラにしても河川に近く、また現在に立っているニューデリーも昔は亜熱帯気候で降雨が多かったとされているし、人間の手に触れるのは鉄柱の下部だけだから、謎が解明されたとは思えないだろう。
 
 
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 2006-12-31 13:54:03
 

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HOMENews BlogsMysterious | January 3, 2008 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
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