話題のナレッジベース | Knowledge Base Weblogs space
HOMEBlogs index Gundam >> space
space space
space
space
space
space
January 25, 2009 space
   space
space

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第16話『悲劇への序章』ガンダム00再び!

space

アロウズの突然の撤退、それは連邦内部でのクーデター勃発を告げる情報によるものだった。カタロンからクーデターの情報をキャッチした刹那(声・宮野真守)は、ダブルオーの進路をアフリカへと向ける。だがそこで刹那を待ち構えていたのは、新たな機体を携え再び姿を現したミスター・ブシドーだった。
 

20090120160221.jpg

 

space

 
 パング・ハーキュリー大佐による軌道エレベーターの占拠。
 

gundam00_ep16a.jpg 連邦の情報統制によりテロと断定づけられ、当然世論の支持を得られるわけもなく、その行動の真意が問われる中、状況を見守るセルゲイ大佐が思い出す過去。
 
 若かりし頃のセルゲイ大佐、イメージ通りで何だか安心(笑) 髪型もそのままに若返らせたらこんな風になるよって典型で男前ですね^^; ハーキュリーとセルゲイを挟んで写真に写っていた女性は、セルゲイの妻でありアンドレイの母、ホリー。この人が巻き込まれた事件が、現在のセルゲイを縛りつけ、アンドレイに父を恨むきっかけを作ったようですね・・・。
 
 
 アンドレイ、ルイスの平和への想いとハーキュリー大佐の思想。
 
 アロウズの力による統制支配が世界に恒久的な平和をもたらすという考え。中東へ圧力をかける政治姿勢、“力”の最たるメメントモリやオートマトンの無差別攻撃・・・。劇中で見せられた数々の暴力はアロウズを間違った力による統治だと思わせるには十分。ならその実情を知るアンドレイとルイスがアロウズに従事して信じ続ける平和とは一体何なのか。
 
 ガンダムへの恨み、仲間を失った憎しみを持つルイス。アンドレイの父との確執。過去の遺恨ももちろんあるんでしょうけれど、何を以て彼らがアロウズの支配が平和足り得ると思うのか、改めて考えさせられたのは、今回のクーデターを起こしたハーキュリー大佐の行動からでした。
 
 
 アロウズのオートマトンによる、軌道エレベーター内部の一般市民を巻き込んだ無差別攻撃。
 
 さらに情報統制として、クーデター側の軍がこれらの行動を起こしたと報道する許し難いアロウズの行い。しかしハーキュリー大佐はその事態が起こりうることを予測しながら、一般市民を人質にとり、その犠牲を以て連邦の腐敗を伝えることを選択しました。それがアロウズが起こした行動の結果であれ、罪のない人間を巻き込んでしまった事実に変わりはありません。
 
 ルイスはかつてカタロンのテロで愛する人を失った上司と、その上司自身を目の前で失う光景を目の当たりにしています。アロウズを構成する人間が全て反政府勢力に恨みを持っているわけでないでしょうし、アロウズの行いははっきり“悪”といってもいいでしょう。けれども、巻き込まれた人々の『痛み』で世論の目を覚まさせようというハーキュリー大佐の行動はどうしても正しいとは思えない。それこそアロウズと同じく最終的な平和の為と謳った犠牲を生んでいる。
 
 戦争に『正しい』は有りえない、憎しみを生む負の連鎖が今回でも引き起こされていました。どこまでも答えの出ない人々の争いに、全ての人が分かり合える道を探すという刹那の言葉が頭を過ります。このガンダム00の戦争を背景にしたテーマで、刹那が求める道が答えに繋がっていることを信じたいですね。そして人の争いを裏で操るイノベイターの暗躍。人類を導くためのイオリアの計画と連動しているという彼らの行動も、やはり同じく鍵になるのかもしれません。
 
 
 ミスターブシドーの新型MS“マスラオ”と刹那のダブルオーライザーの戦闘。
 
 トランザムを発動させた者同士の戦いはスピード感があって見応えがありますが、気になったブシドーの吐血は負荷のかかりすぎるGによるものか、それとも他に体に異常をきたす何かがあるのか・・・。
 
 切実にガンダムを超えるために闘うブシドーには仲間を弔うために最強を勝ち取ろうとした信念があった以前の姿よりも霞んで見えるのは私だけでしょうか・・・。ストイックに強さを求めるだけなら戦争を望む誰かと大してかわりないような気も。
 
 『刹那、お前は変われ。変われなかった俺の代わりに』
 
 ロックオンの言葉の通り変わろうとしている刹那と、修羅の道を突き進むブシドー。
サーシェスやブシドーのような、人の業を現した人間の描写も、今後の刹那と対比されていくような気がします。キャラクター的には好きなんですけどね・・・。
 
 再び全てを飲み込もうとするメメントモリの光。
 
 アロウズの凶行を前にしたソレスタルビーイング、セルゲイ大佐達、軌道エレベーターの下に集まる各陣営が垣間見るのは・・・。
 
 
 次回、機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン第17話『散りゆくひかりの中で』2月1日
 

 
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン ガンダム00再び! 全25話
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第1話 『天使再臨』10月4日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第2話 『ツインドライブ』10月11日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第3話 『アレルヤ奪還作戦』10月18日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第4話 『戦う理由』10月25日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第5話 『故国燃ゆ』11月2日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第6話 『傷痕』11月9日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第7話 『再会と離別と』11月16日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第8話 『無垢なる歪み』11月23日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第9話 『拭えぬ過去』11月30日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第10話『天の光』12月7日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第11話『ダブルオーの声』12月14日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第12話『宇宙で待ってる』12月21日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第13話『メメントモリ攻略戦』12月28日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第14話『歌が聞こえる』1月11日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第15話『反攻の凱歌』1月18日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第16話『悲劇への序章』1月25日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第17話『散りゆくひかりの中で』2月1日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第18話『交錯する想い』2月8日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第19話『イノベイターの影』2月15日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第20話『アニュー・リターン』2月22日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第21話『変革の扉』3月1日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第22話『未来のために』3月8日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第23話『命の華』3月15日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第24話『BEYOND』3月22日
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン 第25話『再生』最終回 3月29日
 
機動戦士ガンダム00 ソレスタルビーイング!「武力による戦争の根絶」
機動戦士ガンダムSEEDデスティニー全50話を記録! そして最終回 「最期の力」
 

space
HOMENews BlogsGundam | January 25, 2009 |  twitter Livedoor Buzzurl はてな Yahoo!ブックマーク人が登録
space


space Entries of this Category
space

  Next >> 24シーズン7:第3話 10:00am−11:00am トニーと脱出!ブキャナンとクロエも… >> 

24シーズン7は、本来なら2008年の1月から放送が開始される予定でしたが、度重なるトラブルにより、1年遅れの2009年1月11日から放送開始され、既に午前8時〜13時までの4...»この話題を見る…


  Previous << あの!ウェッジウッドが事実上の経営破綻!? << 

英国の高級洋食器「ウェッジウッド」などのブランドで知られる大手陶磁器メーカー、ウォーターフォード・ウェッジウッド(本社アイルランド)は5日、英国事業が近く管財人の管理下に入る見... »この話題を見る…


space
space
Welcome to knowledgeBase  Blogs  ▲TOP